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日経平均は続落も中小型株への物色は活発【クロージング】

2019/12/4 16:03 FISCO
*16:03JST 日経平均は続落も中小型株への物色は活発【クロージング】 4日の日経平均は続落。244.58円安の23135.23円(出来高概算10億8000万株)で取引を終えた。トランプ大統領が貿易摩擦を巡る米中協議の合意に期限はなく、2020年度の大統領選後まで延期できるとの考えを示唆するなど、米中貿易摩擦の長期化懸念が再燃する格好となり、3日のNYダウは連日で200ドルを超える下落となった。この流れに加え、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>がユニクロ既存店の苦戦を背景に大幅に下落しており、これが日経平均の重石となった。もっとも売り一巡後はこう着となっており、寄り付き後に23044.78円まで下げ幅を広げた後は、23100円を挟んでの推移が続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、電力ガス、不動産、建設、卸売、情報通信がしっかり。半面、証券、非鉄金属、鉱業、医薬品が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテが1社で日経平均を約126円下押したほか、ファナック<6954>、資生堂<4911>、アステラス製薬<4503>、東エレク<8035>、TDK<6762>が冴えない。一方でソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、NTTデータ<9613>が小じっかりだった。 日経平均はギャップスタートとなったが、寄り付き直後の23203.77円が高値、9時20分に付けた23044.78円が安値となるなど、ギャップスタート後はほぼ横ばいでの推移であり、底堅さが意識されていたとはいえ、模様眺めムードの強い相場展開であった。ファーストリテのインパクトが大きく、終日軟調だったこともあり、日経平均の売り一巡後のリバウンドが意識しづらかったところであろう。 一方で、マザーズ指数は小幅な下げにとどまっていたほか、JASDAQ平均は9営業日続伸となっており、個人主体の中小型株への物色が活発である。また、テーマ株として物色されている銘柄なども連日で強い動きをみせてくる銘柄が目立っており、需給的にも回転が効いていると考えられる。米中交渉を巡る不透明感から日経平均の値動きは不安定になりやすいだろうが、中小型株については政策期待の関連銘柄等へ引き続き資金が向かいやすいとみられる。 《CN》
関連銘柄 9件
4503 東証プライム
1,562
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17