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後場に注目すべき3つのポイント~大きく売り込まれずとも買いづらい

2019/12/4 12:45 FISCO
*12:45JST 後場に注目すべき3つのポイント~大きく売り込まれずとも買いづらい 4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅続落、大きく売り込まれずとも買いづらい ・ドル・円は弱含み、米中関係悪化への懸念で ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は大幅続落、大きく売り込まれずとも買いづらい 日経平均は大幅続落。292.01円安の23087.80円(出来高概算5億3000万株)で前場の取引を終えている。 3日の米株式市場でNYダウは3日続落し、280ドル安となった。トランプ大統領が貿易摩擦を巡る米中協議の合意に期限はなく、来年11月の大統領選後まで延期できるとの考えを示した。また、鉄鋼・アルミニウムへの関税措置やデジタル課税への報復を巡り、ブラジルやアルゼンチン、フランスとの関係悪化も懸念され、NYダウは下げ幅を450ドル超に広げる場面があった。円相場は1ドル=108円台半ばまで円高方向に振れ、本日の日経平均もこうした流れを嫌気して193円安からスタートすると、朝方には一時23044.78円(335.03円安)まで下落。その後、安値圏でもみ合う展開が続いた。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割強、対して値上がり銘柄は3割強となっている。 個別では、ファーストリテ<9983>が5%の下落となり、1銘柄で日経平均を約124円押し下げた。11月の国内ユニクロ既存店売上高は前年同月比5.5%減となった。米バイオ企業の買収を発表したアステラス薬<4503>や、村田製<6981>、資生堂<4911>は2%超の下落。太陽誘電<6976>は3%超の下落となった。その他売買代金上位もソニー<6758>、東エレク<8035>など全般さえない。また、ファーストリテのほか木村化工<6378>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>やトヨタ自<7203>は小じっかり。任天堂は本日、中国テンセントが家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」に関する情報を公開する予定で、トヨタ自は中国の新エネルギー車計画が買い材料視されているようだ。中小型株では内田洋行<8057>が商いを伴って大幅続伸。また、山手線新駅に新型の無人店を開業すると発表したサインポスト<3996>はストップ高を付けている。セクターでは、証券、非鉄金属、石油・石炭製品などが下落率上位。反面、電気・ガス業、不動産業、建設業など4業種が上昇した。 前日の米株安や円相場の上昇を嫌気し、日経平均は朝方に下げ幅を335円まで広げると、その後23100円を挟み安値もみ合いとなった。海外市場動向を受けた売買が一巡すると、日中大きく売り込もうとする動きに乏しいのは前日の当欄で指摘したとおり。日足チャート上では23200円台に位置する25日移動平均線を割り込んだが、節目の23000円に接近すると押し目を拾う動きも出てくるだろう。前引け時点の東証株価指数(TOPIX)下落率は0.53%と日経平均の1.25%より小さいが、後場に入れば日銀による上場投資信託(ETF)買い入れも意識されてきそうだ。なお、前日は0.7%超の下落でETF買い入れが行われていた。 しかし、為替相場は円高一服後の戻りが鈍く、アジア市場では中国の上海総合指数こそ比較的底堅いものの、香港ハンセン指数や韓国の総合株価指数(KOSPI)が1%前後の下落と軟調。11月には米中協議を巡る楽観ムードから米国株の変動性指数「VIX」の先物では投資筋の売り持ち高が過去最大に積みあがっていただけに、NYダウが連日で200ドルを超える下落となっていることも気掛かり。米国が15日に予定している対中制裁関税「第4弾」発動を延期するとの期待は根強いが、米中協議の先行き不透明感が強まり、強硬シナリオへの懸念がくすぶり始めた。後場の日経平均についても戻りに期待した積極的な買いは入りづらいとみられ、軟調に推移しそうだ。 ■ドル・円は弱含み、米中関係悪化への懸念で 4日午前の東京市場でドル・円は弱含み。米中関係の悪化への懸念で貿易摩擦解消の動きがとん挫するとの思惑から、ドルは108円半ばに値を下げた。 ドル・円は、香港人権法案に続きウイグル族弾圧への対応を中国政府に求める法案が米国議会で可決され、米中関係の悪化による貿易摩擦再燃を懸念した動き。日本株などの弱含みで、足元は円買い基調に振れている。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、足元では日本株安継続を警戒した円買いに振れやすい。米10年債利回りが下げ渋りドル売りを抑制しているが、円買い基調の継続で主要通貨は対円で一段安の可能性もあろう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円49銭から108円68銭、ユーロ・円は120円29銭から120円43銭、ユーロ・ドルは1.1081ドルから1.1084ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・タイセイ<3359>、大井電気<6822>など、10銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・中国国務委員 「米中両国は戦略的な対話を増やすべき」 【経済指標】 ・豪・7-9月期GDP:前年比+1.7%(予想:+1.7%、4-6月期:+1.4%) ・中・11月財新サービス業PMI;53.4(予想:51.2、10月:51.1) <国内> 特になし <海外> ・ユーロ圏財務相会合 《HH》
関連銘柄 15件
3359 東証グロース
488
5/2 15:00
+1(%)
時価総額 5,425百万円
菓子・弁当店や個人に菓子・パン用食材や包装資材をEC販売。不二製油と資本業務提携。公式アプリをリリース。新規顧客の獲得などで購入客数は増加。23.9期通期は大幅増益。24.9期は増収増益を見込む。 記:2024/02/02
3996 東証スタンダード
705
5/2 15:00
+19(%)
時価総額 9,010百万円
柱のシステムコンサルやプロジェクト支援は金融業界向けに強み。育成中の設置型AI搭載セルフレジではJR東日本と合弁。24.2期3Q累計はコンサルの好調継続。販管費圧縮も進んで営業黒字に。通期計画を上方修正。 記:2024/02/07
4503 東証プライム
1,558
5/2 15:00
+33(%)
時価総額 2,860,257百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4911 東証プライム
4,268
5/2 15:00
-86(%)
時価総額 1,707,200百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6378 東証スタンダード
763
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 15,718百万円
化学プラント会社。化学装置や各種プラントの設計、製作、工事に加え、プラント設備・機器の建設工事、エネルギー・環境機器も展開。省エネ化の企画提案を推進。化工機事業の好調もあり、3Q累計は増収・大幅営業増益。 記:2024/03/30
6758 東証プライム
13,060
5/2 15:00
-40(%)
時価総額 16,469,731百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6822 東証スタンダード
2,019
5/2 14:59
-35(%)
時価総額 2,968百万円
情報通信機器メーカー。無線通信機器や電子計測機器に加え、監視制御装置、電装機器を製造、販売する。通信機器工事の増加でネットワーク工事保守は増収。情報通信機器製造販売は売上好調。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/04/14
6954 東証プライム
4,677
5/2 15:00
+18(%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
6976 東証プライム
3,604
5/2 15:00
-103(%)
時価総額 469,306百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
6981 東証プライム
2,798
5/2 15:00
-77.5(%)
時価総額 5,672,786百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
7,575
5/2 15:00
-62(%)
時価総額 9,837,577百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8057 東証プライム
6,980
5/2 15:00
±0(%)
時価総額 72,725百万円
ICTシステム構築・機器販売は学校・官公庁向けに強み。オフィス家具の製造・販売も。24.7期上期はインボイス対応のシステム改修需要が旺盛。大学向け教室ICT化も伸びて販管費増をこなす。通期営業増益を計画。 記:2024/03/10
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27