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後場に注目すべき3つのポイント~需給的にこう着強めるところ

2019/11/27 13:00 FISCO
*13:00JST 後場に注目すべき3つのポイント~需給的にこう着強めるところ 27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日続伸、需給的にこう着強めるところ ・ドル・円は109円台、上海総合指数は底堅い ・値上がり寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位はアステラス製薬<4503> ■日経平均は4日続伸、需給的にこう着強めるところ 日経平均は4日続伸。85.27円高の23458.59円(出来高概算5億株)で前場の取引を終えている。 26日の米株式市場でNYダウは55ドル高と3日続伸し、連日で過去最高値を更新した。中国の劉鶴副首相と米国のライトハイザー通商代表部(USTR)代表、ムニューシン財務長官の電話協議後、中国商務省は「問題解決に向けて共通の認識に達した」と表明。トランプ米大統領も両国が通商合意に向けた取り組みを続けていると述べ、投資家心理が上向いた。為替相場は1ドル=109円台と円安傾向が続いており、本日の日経平均もこうした流れを好感して79円高からスタート。朝方には一時23507.82円(134.50円高)まで上昇したが、23500円手前でもみ合う場面が多かった。東証1部の値上がり銘柄は全体の6割ほど、対して値下がり銘柄は3割強となっている。 個別では、ソニー<6758>やファーストリテ<9983>が小じっかり。前日に日立化成<4217>買収との報道を受けて売られた昭電工<4004>も反発した。ニトリHD<9843>は3%近く上昇し、SCREEN<7735>も4%高と上げが目立つ。中小型株の循環物色が続き、本日は日本通信<9424>が商いを伴って急伸した。また、一部証券会社の新規高評価が観測されたFスターズ<3687>やブロドリーフ<3673>も大きく買われ、東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、前日上げの目立った村田製<6981>が反落。電子部品株や半導体関連株には利益確定の売りが出ている。ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>は小安い。「政府・与党は海外不動産への投資を通じた節税をできないようにする方針」と伝わり、オープンハウス<3288>は売りがかさんだ。セクターでは、非鉄金属、電気・ガス業、鉱業などが上昇率上位。反面、海運業、保険業、不動産業などが下落率上位だった。 前日の米株高の流れを引き継いで日経平均は4日続伸して始まったが、寄り付き後はややこう着感が強かった。前場の上下の値幅は90円弱にとどまっている。米中協議の進展期待はつながっているが、閣僚級の電話協議については前日に伝わっており織り込み済み。具体的な協議進展が見えてこないこともあり、積極的に上値を追う動きは乏しいようだ。前日の当欄で指摘したとおり、23500円水準では売りが出やすく、上値が重いことも意識されつつある。また、米感謝祭を前に海外投資家の取引参加が減っているとみられ、前場の東証1部売買代金は8500億円程度にとどまっている。23500円水準を明確に上抜けるには材料も市場のエネルギーも乏しいと言わざるを得ない。 反面、日銀による上場投資信託(ETF)買いや企業による自社株買いで「売りを出さない株主」の存在感が増しているうえ、足元では機関投資家による9月末配当の再投資の動きが意識されており、前週見られたように押し目を積極的に拾いに行く投資家も多い。薄商いながら仕掛け的な売りは出づらく、日経平均はこう着感を増している。個人投資家の物色は値動きの出る中小型株へと向かいやすいだろう。マザーズ先物は足元で現物株指数との逆ざやが解消される場面があり、中小型株の先高期待が高まっていることが窺える。ただ、12月の新規株式公開(IPO)ラッシュが接近すると個人投資家の資金も拘束され、需給悪化につながるとの懸念がある。短期的な値幅取りの動きと割り切った方がよいだろう。 ■ドル・円は109円台、上海総合指数は底堅い 27日午前の東京市場でドル・円は109円10銭台と、下値の堅さが目立つ。ランチタイムの日経平均先物は引き続きプラス圏で推移しており、日本株高継続を期待した円売りに振れやすい地合いのようだ。また、上海総合指数は前日終値付近に水準を戻しており、円買いは後退したようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円02銭から109円15銭、ユーロ・円は120円13銭から120円27銭、ユーロ・ドルは1.1016ドルから1.1025ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・Sansan<4443>、タツミ<7268>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位はアステラス製薬<4503> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・桜井日銀審議委員 「政策効果と緩和継続に伴う副作用のバランスを慎重に考慮し、粘り強い金融緩和の継続が肝要」 「低金利政策の継続に伴う金融システム面での副作用に留意する必要性が一段と高まっている」 【経済指標】 米・10月卸売在庫速報値:前月比+0.2% (予想:+0.2%、9月:-0.7%←-0.4%) 米・9月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+2.10% (予想:+2.01%、8月:+2.02%←+2.03%) 米・9月FHFA住宅価格指数:前月比+0.6% (予想:+0.3%、8月:+0.2%) 米・10月新築住宅販売件数:73.3万戸 (予想:70.5万戸、9月:73.8万戸←70.1万戸) 米・11月消費者信頼感指数:125.5 (予想:127.0、10月:126.1←125.9) <国内> ・14:00 桜井日銀審議委員会見 <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 18件
3288 東証プライム
5,175
7/5 15:00
-4(%)
時価総額 623,525百万円
住宅メーカー。東京23区内や神奈川県を中心に、関東や愛知、福岡で事業展開。戸建の分譲や建築請負、仲介に強み。マンションや収益不動産等も手掛ける。今期1Qは都心部の戸建関連やファミリーマンションがけん引。 記:2024/04/10
3673 東証プライム
574
7/5 15:00
+3(%)
時価総額 56,193百万円
自動車業界向けパッケージシステム開発会社。自動車部品に発番するBLコードが業界スタンダード化。クラウドソフト提供や部品の顧客間取引を電子化する受発注プラットフォームに注力。23.12期は増収・赤字幅縮小。 記:2024/03/28
3687 東証プライム
1,948
7/5 15:00
-42(%)
時価総額 65,521百万円
マルチコアソリューションを開発。コンピュータの処理能力を高速化するソフトウェアに強み。量子コンピューターや乳がんのAI画像診断支援事業開発を推進。高速化サービス中心に需要を取入れ、1Qは増収営業増益。 記:2024/02/29
3,580
7/5 15:00
-58(%)
時価総額 661,946百万円
昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
4217 東証1部
4,625
6/18 15:00
+5(%)
時価総額 963,688百万円
リチウム電池向け負極材で世界首位。電子材料など機能材料事業や先端部品・システム事業が主力。昭和電工がTOBで完全子会社へ。3Q累計では足踏みも、ダイボンディング材や封止材などの電子材料で巻き返しを展望。 記:2020/03/20
4443 東証プライム
1,778
7/5 15:00
+44(%)
時価総額 222,286百万円
営業DXサービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」等を手掛ける。Sansanは契約件数が9400件超。Bill Oneの有料契約件数は2600件超。Bill Oneは高成長続く。 記:2024/06/07
4503 東証プライム
1,616.5
7/5 15:00
+12.5(%)
時価総額 2,967,655百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
6367 東証プライム
22,945
7/5 15:00
±0(%)
時価総額 6,725,501百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
13,985
7/5 15:00
+70(%)
時価総額 17,636,232百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6981 東証プライム
3,581
7/5 15:00
-22(%)
時価総額 7,260,273百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
3,319
7/5 15:00
-72(%)
時価総額 54,149,442百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7268 東証スタンダード
293
7/5 15:00
±0(%)
時価総額 1,758百万円
自動車部品メーカー。自動車の電装品やブレーキ部品、トランスミッション部品等を手掛ける。冷間圧造と機械加工に強み。日本、米州は売上堅調。自動車生産台数の回復などにより、24.3期3Q累計は黒字転換。 記:2024/02/24
16,270
7/5 15:00
+560(%)
時価総額 1,652,869百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
7974 東証プライム
8,897
7/5 15:00
+67(%)
時価総額 11,554,445百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
9424 東証プライム
194
7/5 15:00
+3(%)
時価総額 32,012百万円
国内初のMVNO会社。モバイル通信サービス、SI会社や金融機関等向けモバイルソリューションを展開。日本通信SIMは個人、法人ともに契約回線数が伸びる。特別利益を計上。24.3期3Qは大幅最終増益。 記:2024/02/23
9843 東証プライム
16,500
7/5 15:00
+40(%)
時価総額 1,888,310百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
42,100
7/5 15:00
+270(%)
時価総額 13,397,104百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
11,225
7/5 15:00
+35(%)
時価総額 19,340,159百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17