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堅調推移、外部環境の好転を素直に好感

2019/11/25 18:10 FISCO
*18:10JST 堅調推移、外部環境の好転を素直に好感 S&P500先物  3119.00(+7.50) (18:03現在) ナスダック100先物  8309.50(+29.00) (18:03現在) 18時03分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は74ドル高で推移している。欧州株式市場は全面高商状となっている。時間外取引のNY原油先物は前日比0.15ドル高の57.92ドルで推移。こうした流れを受け、25日の米株式市場は買い優勢で始まりそうだ。 25日の米国株式市場は堅調な推移が予想される。24日に米ブルームバーグ通信が「中国は米国との貿易協議で争点の一つになっている知的財産権の侵害に対する罰則を強化すると発表した」と伝えたことで米中貿易協議の進展期待が再び高まっていることや、24日に投票が行われた区議会議員選挙で、民主派が圧勝する見通しとなったと伝えられたことによりデモ鎮静化が期待されて香港ハンセン指数が大幅高を演じるなど、外部環境の好転によって直前25日の日本株式市場は堅調な展開となった。このため、上述した要素をまだ織り込んでいない米国株式市場は上昇してのスタートが予想される。現状、先物は堅調推移となっている。 25日は個別では、ネットワーク・セキュリティのパロアルト・ネットワークスや法人向けハードウエア・サービス事業のヒューレット・パッカード・エンタープライズ、動画処理向け半導体を開発するアンバレラなどの決算発表が予定されている。また、宝飾品大手ティファニーの買収案をめぐって仏LVMHが買収額を引き上げたことなどは改めて材料視される可能性がある。経済指標では10月シカゴ連銀全米活動指数(25日)、米国ではないが、ドイツにおいて独IFO企業景況感指数(11月)が発表される。シカゴ連銀全米活動指数は前月に市場予想を下回っているため、今回も連続で下回るようなことがあるとセンチメントを冷やしかねない。ただ、大幅な乖離でなければ市場はそこまで反応しないだろう。独IFO企業景況感指数については、前月から底打ちの兆しが出ているが、今回も横ばいもしくは上昇となれば、ドイツ経済は輸出比率が高いだけに、世界経済の景気底入れ機運が一層高まろう。いずれにせよ、経済指標は市場コンセンサスに対して大きな乖離がなければ全体相場にはそこまでの影響はないとみる。本日は上述した米中貿易協議の新しいヘッドラインや香港情勢の安定化といった外部環境の好転要素をメインの材料とした安定相場になると予想する。 《YN》