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前場に注目すべき3つのポイント~米中摩擦の行方に振らされやすい状況もセンチメントは明るい

2019/11/8 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~米中摩擦の行方に振らされやすい状況もセンチメントは明るい 8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米中摩擦の行方に振らされやすい状況もセンチメントは明るい ■前場の注目材料:三井不、2Q営業利益5.8%増、コンセンサスを若干上回る ■トヨタ、4—9月期、売上高・当期益最高、「原価低減さらに進める」 ■米中摩擦の行方に振らされやすい状況もセンチメントは明るい 8日の日本株市場は、米中協議の進展を背景とした米株高の流れを受けて、買い先行の相場展開になりそうだ。7日の米国市場では、NYダウが182ドル高となった。中国と米国は関税を段階的に撤回することで合意したと、中国商務省の報道官が明らかにしたと伝えられたことが材料視されている。これを受けてキャタピラーなど中国関連が堅調だったほか、長期金利の上昇を受けて金融セクターを中心に買いが広がった。さらに、原油先物相場の反発を受けて、エネルギー株が買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比175円高の23535円。円相場は1ドル109円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなり、日経平均は年初来高値を更新してくる。決算ピークの中で資生堂<4911>など弱い内容の銘柄については売り優勢となろうが、先物主導によるインデックス売買により、指数インパクトの大きい値がさ株などが指数を押し上げる格好になりそうだ。もっとも、週末要因から積極的な売買は手控えられるため、ギャップスタート後は、23500円を挟んでのこう着が意識されやすい。 ただし、昨日はソフトバンクG<9984>の影響が警戒されているなかでも、日経平均は小幅ながら3日続伸となるなど、底堅い相場展開だった。足元で日経平均は一気に23000円を回復していることもあり、調整局面では買い戻しのほか、押し目買い姿勢も意識されやすいところであろう。米中摩擦の行方に振らされやすい状況ではあろうが、ソフトバンクGの決算を受けた下落影響の中での底堅さにより、買い戻し中心ながらもセンチメントは明るいだろう。 なお、来週まで決算ピークとなり、積極的な売買は手控えられそうだが、センチメントが明るい中では、決算通過後はアク抜けを意識した売買に広がりがみられてくる可能性もありそうだ。資生堂が売り一巡後に底堅い相場展開となるようだと、より買い戻しを意識させてこよう。また、昨日のソフトバンクGについても結局は戻し切れなかった格好だが、嫌気売りが向かう中で直近安値を割り込まなかった。不透明感はあるとはいえ、リバウンドを意識したスタンスも徐々に高まりやすいだろう。 ■三井不、2Q営業利益5.8%増、コンセンサスを若干上回る 三井不<8801>は第2四半期決算を発表。営業利益は前年同期比5.8%増の1186億円だった。コンセンサス(1170億円程度)を若干上回る。あわせて2020年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の2670億円から2800億円に上方修正している。また、1217万4500株の自己株式の消却を発表している。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(23330.32、+26.50) ・NYダウは上昇(27674.80、+182.24) ・ナスダック総合指数は上昇(8434.52、+23.89) ・シカゴ日経225先物は上昇(23535、大阪比+175) ・1ドル109円30-40銭 ・SOX指数は上昇(1727.68、+12.01) ・米原油先物は上昇(57.15、+0.80) ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・トヨタ<7203>4—9月期、売上高・当期益最高、「原価低減さらに進める」 ・DMG森精<6141>ニコンと提携、金属積層・計測で協業 ・日工<6306>東南アに来春進出、タイ拠点再整備 ・丸紅<8002>米航空機リース買収、みずほリースと共同 ・グレイス<6541>米に現法、AIマニュアル拡販 ・NEC<6701>アニーリングマシン参入、スパコン技術生かす ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 9月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+0.1%、8月:-0.1%) ・08:30 9月家計支出(前年比予想:+7.0%、8月:+1.0%) <海外> ・時間未定 中・10月輸出(前年比予想:-3.9%、9月:-3.2%) ・時間未定 中・10月輸入(前年比予想:-7.8%、9月:-8.5%) ・09:10 ボスティック米アトランタ連銀総裁が討論会参加(金融政策関連) ・09:30 豪準備銀行金融政策報告 《SF》
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時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
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産業機械メーカーやソフトウェアメーカーに取扱説明書やマニュアルを作成・管理・運用するシステムを提供。企画、翻訳、コンサルも。22.3期1Qは売上堅調。MOS事業が売上牽引。HOTARUの連結効果等が寄与。 記:2022/01/15
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時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8002 東証プライム
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時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8801 東証プライム
1,257
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時価総額 3,534,336百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30
9984 東証プライム
8,586
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+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17