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日経平均の過熱警戒も個別においては修正リバウンドの余地は大きい【クロージング】

2019/10/24 16:09 FISCO
*16:09JST 日経平均の過熱警戒も個別においては修正リバウンドの余地は大きい【クロージング】 24日の日経平均は続伸。125.22円高の22750.60円(出来高概算11億9000万株)で取引を終えた。後場寄り付き直後には一時22780.99円まで上げ幅を広げており、年初来高値を更新している。注目された日本電産<6594>の決算反応は、アク抜けを意識させる値動きをみせており、センチメントを明るくさせている。また、前日にテキサス・インスツルメンツの下落影響が警戒された米国市場については、他の半導体株への影響が限られ、反対にラムリサーチの決算を受けた時間外での上昇が安心感につながっている。円相場は1ドル108円60銭台と円安傾向で推移しているほか、NY原油先物相場の上昇等も材料視される格好となった。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、鉱業、パルプ紙、ゴム製品、石油石炭、医薬品、非鉄金属、輸送用機器、機械が堅調。半面、繊維、その他金融、小売、不動産、水産農林、空運が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、エーザイ<4523>が連日のストップ高で日経平均を約36円押し上げたほか、東エレク<8035>、ファナック<6954>、アステラス薬<4503>、トレンド<4704>、KDDI<9433>が堅調。一方でソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>が重石となっている。 エーザイの指数インパクトがあるとはいえ、ソフトバンクG、ファーストリテが軟調な中での上昇であり、薄商いの中を先物主導による断続的なインデックス売買が押し上げた格好であろう。また、日本電産のアク抜け的な値動きにより、今後本格化する決算を前にショートカバーの流れが強まりやすいほか、売り込まれていたセクターや銘柄などへは見直しの流れに向かいやすいだろう。特に商いが薄い中であるため、より買い戻し等による資金流入のインパクトが大きく出やすい面もある。 また、日経平均は年初来高値を更新し、半導体株等の動向をみても短期的な過熱感を警戒する向きもあるだろう。しかしながら、足元で強いリバウンドをみせている村田製<6981>は、まだ4月高値をクリアしていない。日経平均は4月高値を突破して年初来高値を更新しているが、個別では5月の大型連休前に高値を付けている銘柄は1500以上あるなど、個別においては修正リバウンドの余地は大きいとみておきたい。 《CN》
関連銘柄 10件
4503 東証プライム
1,558
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時価総額 2,860,257百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4523 東証プライム
6,545
5/2 15:00
-4(%)
時価総額 1,941,031百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
4704 東証プライム
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5/2 15:00
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時価総額 1,105,960百万円
ウイルス対策ソフトで国内トップ。世界でも上位に位置。24.12期は欧州・アジア太平洋地域を牽引役に売上伸長を想定。販管費を前期並みに抑えて営業最高益を見込む。リストラ関連特損は解消。配当性向は70%目安。 記:2024/03/11
6594 東証プライム
7,254
5/2 15:00
-165(%)
時価総額 4,325,444百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6954 東証プライム
4,677
5/2 15:00
+18(%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
6981 東証プライム
2,798
5/2 15:00
-77.5(%)
時価総額 5,672,786百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
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時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,422
5/2 15:00
+19(%)
時価総額 10,189,084百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10