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後場に注目すべき3つのポイント~上値では利食い売りも底堅さキープ

2019/10/17 12:39 FISCO
*12:39JST 後場に注目すべき3つのポイント~上値では利食い売りも底堅さキープ 17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は5日続伸、上値では利食い売りも底堅さキープ ・ドル・円は伸び悩み、108円後半で利益確定売りも ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は5日続伸、上値では利食い売りも底堅さキープ 日経平均は5日続伸。31.05円高の22503.97円(出来高概算5億5213万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、引き続き一部企業の好決算が好感されて底堅さが意識されるなか、9月の小売売上高は前月比0.3%減と市場予想(0.2%増)を下回ったことが嫌気され、主要3指数は揃って反落。そのほか、前週の貿易協議に関して、「一部の中国高官が購入額や期限について異議を唱えている」と一部米メディアが報じたことから、米中協議の合意事項の円滑な履行が懸念されたことや、地区連銀経済報告(ベージュブック)において、複数企業が経済成長見通しを下方修正したことが示されたことなども重しとなった。こうした米国株安の流れに加えて、足元の4営業日続伸で1000円上昇した日経平均には利益確定売りが先行した。為替市場の円安基調継続を背景に指数先物への海外短期筋による買い戻しの動きが強まり、日経平均は寄り付き直後にプラスに転じた。日経平均は前日高値を前に利食い売りの動きもみられたが、値がさ株や電子部品株中心に堅調であった。 セクターでは、海運業が1%高となったほか、空運業や化学、電気機器などがプラス圏で推移した。売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、村田製作所<6981>、SUMCO<3436>、太陽誘電<6976>などが上昇。一部メディアで村田製作所社長のインタビュー記事が掲載されており、その中で、主力の積層セラミックコンデンサーなど電子部品の世界需要について「落ち込みは底を打ちつつある」と述べたことなどが材料視されているようで、そのほかの電子部品関連も堅調な動きをみせている。一方、任天堂<7974>、東エレク<8035>、トヨタ自動車<7203>、三菱UFJ<8306>などはさえない。 前日の米国株高一服の流れのなかでも、電子部品関連による堅調推移のほか、インデックスに絡んだ商いはみられており、日経平均は底堅い推移をみせている。前日の高値(日経平均:22615.47円)を前に利食い売りは出ているものの、外部環境としては英国の欧州連合(EU)離脱を巡り「双方が暫定合意で近づいた」と伝わったことにより、短期筋のショートカバーの流れが強まったようだ。 米国の7-9月業績の好決算が注目されはじめたなか、国内でも来週から上半期決算がスタートするため、業績底入れ期待のある銘柄などへの関心も高まっていく可能性が意識されている。物色動向としても、大幅な下方修正を出しながらもその後の堅調な値動きの続く安川電機<6506>の動向を踏まえ、ハイテク関連に対して決算を受けたアク抜け期待が先回りするシナリオも視野に入れておきたいところである。 ■ドル・円は伸び悩み、108円後半で利益確定売りも 17日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。日本株高を背景に円売りへ振れやすいものの、ドルは108円後半の利益確定売りに上昇を阻止された。 ドル・円は、日経平均株価の反転を受け円売りが小幅に押し上げた。具体的な手がかりは見当たらないが、ブレグジットに関する欧州連合(EU)首脳会議が注目され、英国との合意への期待感から円買いは抑制されているもよう。 ランチタイムの日経平均先物は小幅高で、目先の日本株高維持を期待した円売りに振れやすい。また、上海総合指数のプラス圏推移も円売りを支援している。一方、米株式先物が目先反転する可能性から、ドル売りも弱まっていようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円65銭から108円83銭、ユーロ・円は120円34銭から120円56銭、ユーロ・ドルは1.1069ドルから1.1085ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・システム・ロケーション<2480>、霞ヶ関キャピタル<3498>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・カーニー英中銀総裁 「マイナス金利は欧州の銀行に害を与えていない」 【経済指標】 ・豪9月新規雇用者数:前月比+1.47万人(予想:+1.50万人、8月:+3.79万人←+3.47万人) ・豪9月失業率:5.2%(予想:5.3%、8月5.3%) <国内> ・12:35 5年国債入札 <海外> ・米シカゴ連銀総裁、講演予定 ・ボウマン米FRB理事が講演予定 ・米ニューヨーク連銀総裁が講演予定 《HH》
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6758 東証プライム
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6981 東証プライム
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時価総額 5,099,951百万円
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7203 東証プライム
2,664.5
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自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
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時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
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世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
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三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9983 東証プライム
49,020
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9984 東証プライム
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携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17