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前場に注目すべき3つのポイント~米中通商協議の進展期待から底堅い相場展開に

2019/9/26 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~米中通商協議の進展期待から底堅い相場展開に 26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米中通商協議の進展期待から底堅い相場展開に ■前場の注目材料:西松屋チェ、2Q営業利益28.8%減、値引き販売で採算が悪化 ■九州電、世界最大級「植物工場」事業化検討、遊休地を活用 ■米中通商協議の進展期待から底堅い相場展開に 26日の日本株市場は、引き続き底堅い相場展開が見込まれる。25日の米国市場ではNYダウが162ドル高、ナスダックが83Pt高と上昇。米民主党がトランプ大統領の弾劾調査を開始したが、現職大統領を弾劾するには共和党が多数派の上院で3分の2の賛成が必要であることから、弾劾は困難であるとの見方が広がった。日本との貿易協定締結で合意したほか、トランプ大統領は中国との通商合意が予想よりも早期に実現する可能性があるとの考えを示したことも材料視された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の21885円。円相場は1ドル107円70銭台と、前日からは円安に振れて推移している。 米株高の流れを受けて、買い先行の展開から始まり、日経平均の22000円処での底堅さが示される格好になりそうである。また、楽観視は出来ないとはいえ、米中通商協議の進展期待から、機械や鉄鋼といった中国関連へは買い戻しの流れが意識されよう。また、日米貿易協定では実質先送りではあるが、自動車への追加関税の回避を確認したことも一先ず安心感につながりそうだ。 昨日の日経平均は節目の22000円を割り込んで始まったが、その後は底堅さが意識されており、大引けでは22000円を上回っている。下落ながらも底堅さが意識されるなか、中小型株等へは個人主体の資金がシフトしており、センチメントとしては改善傾向にあるだろう。本日は9月決算期末に伴う配当権利付き最終日になるため、全体としては昨日同様に底堅さが意識されやすい。また、月末に向けては配当再投資に伴う需給要因が下支えとして意識されやすいところでもある。 その他、足元で弱い値動きをみせているソフトバンクG<9984>が引き続き重石になりそうであるが、全体の地合い改善から底堅さがみられるようだと、日経平均の22000円からの上放れへの期待も高まりやすいだろう。 ■西松屋チェ、2Q営業利益28.8%減、値引き販売で採算が悪化 西松屋チェ<7545>は第2四半期決算を発表。営業利益は前年同期比28.8%減の22.26億円だった。紙おむつや粉ミルクなどは好調だったが、新規出店に伴うコストがかさんだほか、値引き販売で採算が悪化した。コンセンサスを下回っているが、直近で業績予想を下方修正しており、織り込み済み。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(26970.71、+162.94) ・ナスダック総合指数は上昇(8077.38、+83.76) ・シカゴ日経225先物は上昇(21885、大阪比+85) ・1ドル107円70-80銭 ・SOX指数は上昇(1579.56、+27.57) ・VIX指数は低下(15.96、-1.09) ・株安局面での自社株買い ・日銀のETF購入 ・DMG森精<6141>国内生産増強、日米中で3割増の年8000台 ・大和ハウス<1925>自動塗装ロボ、梁の下地工程、手作業68%を自動化 ・九州電<9508>世界最大級「植物工場」事業化検討、遊休地を活用 ・シスメックス<6869>血液の免疫力、全自動測定、ノーベル賞・本庶氏と開発 ・三井住友<8316>弁護士ドットコムと契約デジタル化推進で新会社 ・リズム<7769>クロック生産をベトナムから中国に集約 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
1925 東証プライム
4,690
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 3,092,957百万円
賃貸住宅事業、商業施設事業、事業施設事業が柱。戸建住宅事業やマンション事業、環境エネルギー事業等も手掛ける。商業施設事業では大型物件への取り組みを強化。中計では27.3期売上高5兆5000億円目指す。 記:2024/06/13
6141 東証プライム
2,637.5
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 374,409百万円
工作機械メーカー大手。5軸・複合加工機やターニングセンタ、マシニングセンタ、超音波加工機等を手掛ける。海外売上高比率が高い。機械1台当たりの受注単価は上昇。民間航空機や宇宙、メディカル向け等が需要好調。 記:2024/06/28
6869 東証プライム
3,177
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 1,999,518百万円
検体検査機器・試薬メーカー。血球計数検査や血液凝固検査、尿検査分野で世界首位。臨床検査機器も手掛ける。海外売上は8割超、世界中に展開。ヘマトロジー分野の機器、保守サービスの等が伸長。手術支援ロボット拡大。 記:2024/06/30
7545 東証プライム
2,262
11/22 15:30
+136(%)
時価総額 157,410百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04
7769 東証プライム
3,695
11/22 15:30
+125(%)
時価総額 30,983百万円
精密部品と生活用品の製造販売。置き時計や掛け時計の中高級品に強み。精密部品の売上比率が約7割。精密部品事業では自動車向けが好調。生活用品事業では国内のオンライン販売が堅調。価格転嫁で原価高を吸収。 記:2024/06/18
3,663
11/22 15:30
+64(%)
時価総額 14,375,561百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9508 東証プライム
1,386.5
11/22 15:30
-34(%)
時価総額 657,456百万円
九州地盤の電力会社。発電事業のほか、送配電事業、ICTサービス事業、都市開発事業等を手掛ける。グループ会社に九電工など。洋上風力・バイオマス発電の開発を推進。26.3期経常利益1250億円目指す。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17