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楽観は禁物もシグナルは好転へ【クロージング】

2019/9/5 16:14 FISCO
*16:14JST 楽観は禁物もシグナルは好転へ【クロージング】 5日の日経平均は大幅に続伸。436.80円高の21085.94円(出来高概算13億4000万株)で取引を終えた。終値での21000円回復は、8月2日以来となる。香港で条例改正案が撤回されたこと、英議会下院がEUからの離脱延期を政府に義務付ける法案を可決し、合意なき離脱がひとまず避けられるとの楽観論から、買い戻し優勢の相場展開となった。ギャップスタートで20800円を回復して始まった日経平均は、中国商務省が10月上旬に米国と閣僚級貿易協議を行うことを確認したと伝えられる中で上げ幅を拡大。後場半ばには一時21164.61円まで上げ幅を広げる局面もみられている。売買代金は4営業日ぶりに2兆円を上回っている。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1900を超えており、全体の9割を占める全面高商状。セクターでは東証33業種全てが上昇しており、精密機器、海運、パルプ紙、電気機器の上昇率が3%を超えている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>の5銘柄で日経平均を約135円押し上げている。 日経平均はギャップスタートで直近のもち合いレンジ上限だった20700円処を上放れ、その後も長い陽線を形成する格好から、75日線を捉えてきている。買い一巡後はこう着感が強まるかとみていたが、指値状況が薄い中で予想以上に上へのバイアスが強まった格好である。センチメントが弱気に傾いていたことでショートカバーの流れが強まったほか、来週には先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えていることもあり、ヘッジ等の動きもあったとみられる。 香港については、改正案は撤回となったが、香港デモは継続すると伝えられており、混乱は長引く見通し。米中協議については9月に予定されていた協議を10月に先送りするといったところであり、楽観視はできないところではある。とは言え、テクニカル面ではもち合いレンジを上放れており、21000円を中心レンジとして20700円-21500円辺りにレンジが移行している。一目均衡表では雲下限を捉えており、来週には雲のねじれにより、雲上限が21000円処に下がる。横ばい推移として、来週には遅行スパンが上方シグナルを発生させてくる。まずは21000円固めが課題ではあるが、テクニカルシグナルは好転してきている。 《CN》
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半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
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工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
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時価総額 16,507,155百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,720
5/10 15:00
+90(%)
時価総額 12,957,959百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,877
5/10 15:00
+141(%)
時価総額 13,571,709百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10