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外部環境が不透明な中で決算を手掛かりとした物色【クロージング】

2019/8/13 16:06 FISCO
*16:06JST 外部環境が不透明な中で決算を手掛かりとした物色【クロージング】 13日の日経平均は下落。229.38円安の20455.44円(出来高概算12億8000万株)で取引を終えた。米中貿易摩擦の長期化への懸念が強まっているほか、空港内での大規模デモを受けて、香港国際空港への発着便が全便欠航となったことも嫌気されるなか、12日の米国市場ではNYダウが389ドル安と大幅に下落した。この流れからシカゴ日経225先物清算値は20300円を割り込んでおり、これにサヤ寄せする格好から、連休明けの日経平均はギャップダウンからのスタートとなった。ただし、お盆休みで多くの市場参加者が休みとなるなかで、大きなトレンドは出難く、日経平均は寄り付き直後に付けた20369.27円を安値に、その後は20400円を上回ってのこう着が続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1600を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは繊維を除く32業種が下げており、石油石炭が4%を超える下落に。その他、鉄鋼、鉱業、ゴム製品、パルプ紙、証券、水産農林、海運の弱さが目立っている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、KDDI<9433>が重石となる一方で、アドバンテスト<6857>、第一三共<4568>がしっかりだった。 日経平均はマドを空けての下落となったが、寄り付き後早い段階で本日の安値を付けており、その後は若干下げ幅を縮めてのこう着相場が続いた。市場参加者が限られている中でもあり、積極的に仕掛けてくる流れにもならず、個別物色が主体となっている。指数インパクトの大きいところをみても、ファーストリテ、ソフトバンクGが冴えない中でも、アドバンテスト、第一三共のほか、電通<4324>、バンナムHD<7832>、丸井G<8252>、資生堂<4911>が堅調であり、ギャップダウンとなったものの、全体が売られる流れにはならなかった。 また、決算を手掛かりとした物色もみられており、外部環境が不透明な中でも、市場参加者は冷静に対応しているようである。好業績銘柄へ資金を向ける動きから、日替わり的ながらも物色意欲は強そうである。決算はピークが通過しているが、今週は中小型株の決算が多く発表されることもあり、個人主体での中小型株物色に向かわせよう。 《CN》
関連銘柄 10件
4324 東証プライム
3,744
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時価総額 1,011,498百万円
国内最大の広告代理店。世界145以上の国・地域で事業展開。メディア確保力、広告企画力などが強み。配当性向35%目標。内部投資で競争力、ケイパビリティの強化を図る。中国などでのコアビジネス再建に注力。 記:2024/07/08
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4911 東証プライム
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-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
3,142
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 2,073,720百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
8252 東証プライム
2,418
11/22 15:30
+22.5(%)
時価総額 504,540百万円
商業施設の賃貸・運営管理等を行う小売事業、エポスカードのクレジットカード業務等を行うフィンテック事業が柱。1931年創業。DOE8%程度目安。エポスカードの会員数は750万人超。分割・リボ取扱高は拡大。 記:2024/07/29
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17