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今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買いは引き続き抑制も
2019/8/9 8:43
FISCO
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*08:43JST 今日の為替市場ポイント:リスク選好的なドル買いは引き続き抑制も 8日のドル・円相場は、東京市場では106円00銭から106円30銭まで反発。欧米市場でドルは106円24銭から105円90銭まで下落し、106円07銭で取引を終えた。 本日9日のドル・円は主に105円台後半で推移か。米長期金利は伸び悩んでおり、リスク選好的なドル買い・円売りは引き続き抑制される可能性がある。 一部報道によると、ドイツ政府は新規国債の発行を検討しているもようだ。報道によると、ドイツ政府は気候変動関連政策に必要な資金を確保するために新規国債の発行を検討している。ドイツ財務省は8日、均衡予算を維持する方針を放棄する政府決定はないと表明した。ドイツ財務省によると、「既存の気候・エネルギー用資金は十分余裕があり、気候変動問題の取り組みに充てることができる」とされている。 市場関係者の間では、ドイツ政府が均衡予算の方針を変更し、財政拡張策を講じた場合、ドイツ国債利回りは反転する可能性が高いと予想されており、ユーロ買い材料になるとみられている。欧州中央銀行(ECB)は9月の理事会で預金金利の引き下げなどを通じて金融緩和策の強化を決めるとの見方もあるが、銀行経営を圧迫するなどの問題点もある。市場関係者の間からは「ドイツ政府による財政拡張策は、ユーロ圏経済全体にとっての利益になる」との声が聞かれており、ドイツ政府の対応が注目される。 《CS》
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