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7日の米国市場ダイジェスト:NYダウ22ドル安、追加利下げへの期待が強まる

2019/8/8 7:42 FISCO
*07:42JST 7日の米国市場ダイジェスト:NYダウ22ドル安、追加利下げへの期待が強まる ■NY株式:NYダウ22ドル安、追加利下げへの期待が強まる 米国株式相場はまちまち。ダウ平均は22.45ドル安の26007.07、ナスダックは29.56ポイント高の7862.83で取引を終了した。米中対立の長期化を受けて、ニュージーランドやタイ、インドの中央銀行が相次いで利下げを実施し、リスク回避の動きも強まり米長期金利が低下した。世界経済の鈍化懸念から売りが先行し、ダウ平均は一時500ドルを超す下落となったものの、シカゴ連銀総裁が追加利下げの必要性を示唆すると下げ幅を縮小した。セクター別では、食品・生活必需品小売や素材が上昇する一方で銀行やエネルギーが下落した。 米長期金利の低下で、ウェルズ・ファーゴ(WFC)やJPモルガン(JPM)などの金融各社が軒並み下落。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)は、決算内容が予想を下振れ軟調推移。原油相場の下落を受けて、石油のマラソン・オイル(MRO)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が下落。一方で、薬剤給付管理会社のCVSヘルス(CVS)は、決算内容が好感され上昇した。 マーケット終了後に配車サービス大手リフト(LYFT)が発表した4-6月期決算は、売上高が予想を上振れ、一株損失は予想よりも縮小した。 Horiko Capital Management LLC ■NY為替:米中貿易協議への期待でドル下げ渋り 7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、NYダウの大幅安を嫌気して一時105円50銭まで下落した後、NYダウの下げ幅縮小を意識して106円27銭まで上昇し、106円27銭で引けた。世界経済が景気後退入りするとの警戒感に追加利下げ観測を受けたドル売り、リスク回避の円買いが再び活発となった。その後、米中対立が激化する中、9月に貿易協議が開催される予定であることが報じられると、警戒感は後退。ドルを買い戻す動きが広がった。 ユーロ・ドルは、1.1191ドルから1.1242ドルまで上昇し、1.1200ドルで引けた。ユーロ・円は、118円44銭まで下落後、119円10銭まで戻した。ポンド・ドルは、1.2121ドルから1.2168ドルまで戻した。ドル・スイスは、0.9766フランから0.9693フランまで下落したが、株価動向に連れて0.9755ドルまで戻した。 ■NY原油:大幅続落で51.09ドル、米国株安を嫌気して一時50ドル台まで売られる NY原油先物9月限は大幅続落(NYMEX原油9月限終値:51.09 ↓1.06)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比−2.54ドルの51.09ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは50.52ドル−53.77ドル。NYダウの大幅安を嫌気して一時50.52ドルまで下落したが、米国株式の下げ幅縮小を受けて原油先物を買い戻す動きが広がった。通常取引終了後の時間外取引で52.48ドルまで戻している。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 27.89ドル -0.53ドル(-1.86%) モルガン・スタンレー(MS) 40.56ドル -0.66ドル(-1.60%) ゴールドマン・サックス(GS)205.74ドル -0.27ドル(-0.13%) インテル(INTC) 46.73ドル -0.23ドル(-0.49%) アップル(AAPL) 199.04ドル +2.04ドル(+1.04%) アルファベット(GOOG) 1173.99ドル +4.04ドル(+0.35%) フェイスブック(FB) 185.15ドル +0.64ドル(+0.35%) キャタピラー(CAT) 120.78ドル -1.30ドル(-1.06%) アルコア(AA) 19.58ドル -0.31ドル(-1.56%) ウォルマート(WMT) 108.20ドル +0.93ドル(+0.87%) スプリント(S) 6.73ドル +0.02ドル(+0.30%) 《SF》