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欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、米雇用統計発表後の金利や株価に警戒

2019/8/2 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、米雇用統計発表後の金利や株価に警戒 2日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想する。米トランプ政権が米国産農産品の輸入拡大に消極的な中国に対し制裁関税を発動する意向で、円全面高の見通し。地合いが悪化するなか、米雇用統計後の金利や株価に振らされる展開となりそうだ。 トランプ米大統領は前日、中国が米国産の農産品の輸入拡大に消極的だと批判し、9月にも中国からの輸入品に制裁関税を課す考えを示した。発動されれば双方の経済がダメージを受けるほか、貿易環境の悪化で世界的な景気減速につながる可能性があろう。6月29日の米中首脳会談で貿易戦争は休戦となり市場に安心感が広がっていただけに、摩擦再燃への懸念はリスク回避的な円買いを強めている。本日のアジア市場では日経平均株価の大幅安などを手がかりにドル・円は大きく下げ、一時106円台に軟化。この後の欧米市場でも、円買いの流れが続きそうだ。 今晩は21時半発表の米7月雇用統計が注目材料。市場コンセンサスは非農業部門雇用者数が前月比+16.5万人(6月+22.4万人)、失業率は3.6%(同3.7%)、平均時給は前年比+3.1%(同+3.1%)。7月30-31日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利下げは回避されたが、今後の経済指標の悪化は追加的な緩和への思惑につながりそうだ。本日は米中摩擦再燃で地合いが悪化するなか、雇用統計が低調な内容となれば米10年債利回りは前日の大幅低下からさらに水準を切り下げる可能性があろう。また、株安にもつながりかねず、ドルの一段安に警戒したい。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・7月建設業PMI(予想:46.0、6月:43.1) ・18:00 ユーロ圏・6月小売売上高(前月比予想:+0.3%、5月:-0.3%) ・18:00 ユーロ圏・6月生産者物価指数(前年比予想:+0.8%、5月:+1.6%) ・21:30 米・7月非農業部門雇用者数(予想:+16.5万人、6月:+22.4万人) ・21:30 米・7月失業率(予想:3.6%、6月:3.7%) ・21:30 米・7月平均時給(前年比予想:+3.1%、6月:+3.1%) ・21:30 米・6月貿易収支(予想:-546億ドル、5月:-555億ドル) ・21:30 カナダ・6月貿易収支(予想:-3億加ドル、5月:+7.6億加ドル) ・23:00 米・6月製造業受注(前月比予想:+0.7%、5月:-0.7%) ・23:00 米・6月耐久財受注改定値(速報値:前月比+2.0%) ・23:00 米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:98.5、速報値:98.4) ・02:45 トランプ米大統領がEU貿易に関して発表 《FA》