マーケット
7/1 15:15
39,631.06
+47.98
39,118.86
-45.20
暗号資産
FISCO BTC Index
7/2 6:21:58
10,206,118
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

決算ラッシュで見極めムードへ【クロージング】

2019/7/26 16:13 FISCO
*16:13JST 決算ラッシュで見極めムードへ【クロージング】 26日の日経平均は4日ぶり反落。98.40円安の21658.15円(出来高概算9億2000万株)で取引を終えた。25日の米国市場は、主要企業の予想下回る決算発表が相次ぐ中、利益確定の流れが優勢となっており、日本株市場も前日までの上昇に対する利益確定の流れが優勢となった。小幅に反落して始まった日経平均は、決算内容が嫌気されたオムロン<6645>のほか、前日に強い値動きを見せていたハイテク株の一角が利食いに押される格好となり、日経平均は一時21590.66円まで下げ幅を広げる局面もみられた。ただし、5日線レベルでの底堅さが意識される格好から、21600円処での底堅い値動きが続いた。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1400を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは非鉄金属、輸送用機器、機械、繊維、ゴム製品、証券が軟調。半面、情報通信、医薬品、精密機器、陸運、その他金融がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、オムロンのほか、ファナック<6954>、日清粉G<2002>、東エレク<8035>、TDK<6762>が冴えない。一方で、スプリントとTモバイルUSとの合併が近いと伝えられるなか、ソフトバンクG<9984>が堅調。決算評価から中外薬<4519>が下支えする格好。 昨日はアドバンテストの決算後の急動意により、ハイテク株へのショートカバーとみられる動きから、センチメント改善が期待された。しかし、オムロンの決算を嫌気した弱い値動きによって、決算に対する慎重姿勢が強まりやすいところである。来週は980社、翌週には1500社ほどが予定されており、決算ラッシュに入る。主力ハイテク株の決算も予定されているため、今週同様、アク抜けの流れに向かうことが出来るかを見極める必要があろう。また、商いが膨らみづらい需給状況の中では、決算内容に過剰に反応しやすくなる。一方で、資金の逃げ足も早まるため、特に個人主体の中小型株などの値動きは荒くなりやすいと考えられる。 そのほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)に市場の関心が集まりやすいだろうが、市場では0.25%の利下げがコンセンサスとなっている。足元の良好な経済指標等からは、予想通りの結果で落ち着くことになりそうだ。ただし、FOMC通過した後も、週末には米雇用統計など重要な経済指標の発表を控えていることもあり、方向感は掴みづらいと考えられる。その他、FOMC前に開催される日銀政策決定会合については、サプライズは期待しづらいだろう。 《AK》
関連銘柄 7件
2002 東証プライム
1,856.5
7/1 15:00
+7(%)
時価総額 565,041百万円
国内最大の製粉会社。製粉ベースで国内シェア約40%。グローバル製粉業界6位、先進国向けで3位級。加工食品やペットフード、電子材料も事業領域。製粉や中食・惣菜の好調、食品事業の回復で、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/29
4519 東証プライム
5,648
7/1 15:00
-68(%)
時価総額 9,483,320百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
6645 東証プライム
5,666
7/1 15:00
+137(%)
時価総額 1,168,584百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6762 東証プライム
9,863
7/1 15:00
-2(%)
時価総額 3,834,458百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6954 東証プライム
4,413
7/1 15:00
+4(%)
時価総額 4,455,131百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
34,820
7/1 15:00
-80(%)
時価総額 16,422,261百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9984 東証プライム
10,505
7/1 15:00
+115(%)
時価総額 18,099,632百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17