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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、来週の米利下げ観測で買い戻しは限定的

2019/7/23 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、来週の米利下げ観測で買い戻しは限定的 23日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。ユーロやポンドなど欧州通貨が売られやすいなか、ドル選好地合いに振れやすい見通し。ただ、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げは確実視され、ドル買いは限定的となりそうだ。 金融市場では25日開催の欧州中銀(ECB)理事会と30-31日の米FOMCが注目され、積極的には動きづらい状況が続いている。前日の海外市場でドル・円の値動きは20銭程度にとどまった。6月シカゴ連銀全米活動指数は引き続きゼロを下回り、インフレ圧力の低下を裏付けている。米FRBの大幅利下げ観測は根強く、低調な経済指標を手がかりにドルが売られても不自然ではなかった。ただ、欧州経済の回復の遅れを背景にECBは9月利下げを打ち出すとみられ、ユーロ売りによりドルは底堅く推移。本日のアジア市場も、ドル・円は欧州通貨売りや株高で108円台を維持した。 この後の欧米市場では、欧米の経済指標のほか国際通貨基金(IMF)による世界経済見通しが材料視される。米中貿易戦争の影響で世界的に不透明感が強まれば、円買い方向に振れやすい。また、23時発表のユーロ圏7月消費者信頼感指数(速報値)は前回の弱い内容から横ばいが見込まれ、ECBのハト派政策を意識したユーロ売りを誘発しよう。さらに、英保守党党首選の結果、「ジョンソン政権」発足で合意なきブレグジットへの懸念によるポンド売りも続くだろう。それによりドルは選好されるが、米国の経済指標は前回並みと予想され来週の利下げを前に強いドル買い材料にはなりにくいとみる。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・22:00 米・5月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.4%、4月:+0.4%) ・23:00 米・6月中古住宅販売件数(予想:532万戸、5月:534万戸) ・23:00 米・7月リッチモンド連銀製造業指数(予想:5、6月:3) ・23:00 ユーロ圏・7月消費者信頼感指数速報値(予想:-7.2、6月:-7.2) ・02:00 米財務省2年債入札(400億ドル) ・英保守党党首選の結果公表 ・国際通貨基金(IMF)が世界経済見通し発表 《FA》