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薄商いの中でシステム売買に振らされる【クロージング】

2019/7/19 15:54 FISCO
*15:54JST 薄商いの中でシステム売買に振らされる【クロージング】 19日の日経平均は大幅に反発。420.75円高の21466.99円(出来高概算11億株)で取引を終えた。昨日は400円を超える下落となり、一時21000円を割り込む局面もみられたが、本日はこの下落部分を吸収する展開になっている。米国では取引終了後に決算を発表したマイクロソフトは、一株利益、売上高ともに予想を上振れ、時間外取引で上昇して推移。また、台湾積体電路製造(TSMC)が決算発表で先行きの業績に前向きな見方を示したことが好感され、半導体製造装置株が上昇していることも安心感につながった。また、円相場は朝方は1ドル107円20銭辺りで推移していたが、株式市場の上昇の流れを受けて107円60銭台まで円安に振れていた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が2000を超えており、全体の9割を占める全面高商状。セクターでは33業種全てが上昇しており、水産農林、パルプ紙、食料品、繊維、証券、化学、非鉄金属、倉庫運輸、電力ガス、陸運の強さが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>、信越化<4063>がけん引。一方で、ファーストリテ<9983>が終日冴えない展開だった。 週後半は値動きの荒い相場展開となった。400円を超える下落の翌日に下落部分を一気に吸収する展開である。ただし、昨日の売買代金は辛うじて2兆円を超えた程度であり、本日は2兆円を下回る薄商いである。昨日はモルガンやシティからのTOPIX先物への大量売りが影響したが、本日は買い戻しの動きといった短期的なシステム売買による影響と考えられる。出来高を伴ってのトレンド形成ではないため、本日の切り返しに対しても楽観的とはなりづらいところである。 来週は日米決算が本格化する。安川電<6506>は結果的には決算でアク抜けといった流れを見せてきていることもあり、来週予定されている信越化、日本電産<6594>、アドバンテスト、東エレクなども、同様の動きをみせてくるかが注目されそうである。 その他米国では経済指標の発表が多く、内容次第では月末に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)において、利下げ期待が後退する可能性もあるだろう。米国市場の動向には引き続き注視する必要がある。 《AK》
関連銘柄 8件
4063 東証プライム
5,989
5/2 15:00
-85(%)
時価総額 12,122,473百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
6506 東証プライム
6,593
5/2 15:00
-2(%)
時価総額 1,758,287百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
6594 東証プライム
7,254
5/2 15:00
-165(%)
時価総額 4,325,444百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6857 東証プライム
5,107
5/2 15:00
-35(%)
時価総額 3,912,825百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,677
5/2 15:00
+18(%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10