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前場に注目すべき3つのポイント~支持線レベルでの底堅さを意識

2019/7/9 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~支持線レベルでの底堅さを意識 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:支持線レベルでの底堅さを意識 ■前場の注目材料:フジ、1Q営業利益26.4%増の20.2億円、計画線で推移 ■キリン、上期のビール類販売2%増、「本麒麟」など好調 ■支持線レベルでの底堅さを意識 9日の日本株市場では、米株安を受けて弱含みながらも、前日の大幅な下げに対する自律反発が意識され、底堅い相場展開が期待される。8日の米国市場では、NYダウは115ドル安となった。雇用統計を受けた利下げ期待の後退により、引き続き売り優勢の展開。パウエルFRB議長の議会証言を見極めたいとの思惑から下値は限られたものの、終日軟調だった。ただし、この調整は想定線でもあってか、シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の21585円だった。また、円相場は1ドル108円70銭台と円安に振れていることも、下支えとして意識されそうだ。 もっとも、昨日の日経平均は200円を超える下落となり、心理的な支持線レベルである21500円処まで下げてきている。ETFの決算に伴う分配金捻出の為の売り需要の影響が警戒されていたが、この影響がどの程度だったかは見込みづらいところではある。しかし、明日10日も決算に絡んだ売り需要が多いとされているため、押し目買い意欲は高まりそうにない。また、中国・上海指数が一時3%程度下げるなど、アジア株安も嫌気されていたこともあり、中国市場の動向を睨みながらの展開になりそうである。 さらに、イランが核合意で定められた濃縮度の上限を超えるウラン濃縮の作業に着手したことによる地政学リスクの高まりなども手控え要因になっているだろう。ドイツ証券による日本株撤退報道も神経質にさせており、海外勢の資金流入減少といった見方なども意識されてくる可能性がありそうだ。 引き続きETFに絡んだ売り需要のほか、外部環境の不透明要因から手掛けづらさは意識されやすいところである。日経平均は心理的な支持線レベルである21500円までの調整をみせてきており、これを明確に下回ってくるようだと、先安観が高まりやすい。そのため、支持線レベルでの踏ん張りを見せておきたいところである。 また、やや盛り上がりに欠く参院選であるが、各メディアによる情勢調査では、自民・公明の与党で改選議席の半数を超える見通しと伝えられている。政権安定を意識した政策期待から、社会インフラや5Gなどの関連銘柄への個人主体の物色は意識される。また、小売企業を中心とした決算については、好決算の銘柄へは値幅取り狙いの資金が集中するなど、物色意欲は衰えていないようだ。 ■フジ、1Q営業利益26.4%増の20.2億円、計画線で推移 フジ<8278>が発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比2.0%増の784.78億円、営業利益が同26.4%増の20.20億円だった。各セグメントでは、小売事業の営業利益が前年同期比27.8%増、小売周辺事業が同10.3%増、その他事業が同23.0%増といずれも2ケタの伸び。通期計画に対する第1四半期営業利益の進捗率は24%と計画線での推移。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経225先物は上昇(21585、大阪比+55) ・1ドル108円70-80銭 ・米原油先物は上昇(57.66、+0.15) ・日銀のETF購入 ・日銀追加金融緩和への期待 ・株安局面での自社株買い ・米早期利下げ観測 ・キリン<2503>上期のビール類販売2%増、「本麒麟」など好調 ・住友商<8053>ホンダから自動車用ブレーキ関連部品製造会社を買収 ・三菱商<8058>三菱自動車とインドネシアVBに出資、配車サービス拡充 ・トヨタ<7203>中国2社に燃料電池部品供給で合意 ・花王<4452>静岡大薬学部と唾液中の抗インフルウィルス成分を特定 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 5月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:-0.6%、4月:-0.3%) ・08:50 6月マネーストックM3(前年比予想:+8.6%、5月:+8.5%) <海外> ・特になし 《SF》
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2503 東証プライム
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ビール2強の一角をなす酒類メーカー。清涼飲料も。傘下にワインのメルシャンや医薬品の協和キリン。海外は米国と豪州が柱。24.12期は酒類、飲料の増販を想定。昨夏買収の豪州サプリ会社も上乗せ。増収増益を計画。 記:2024/04/10
4452 東証プライム
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トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
7203 東証プライム
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時価総額 53,219,488百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
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時価総額 4,967,489百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
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時価総額 13,338,507百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
8278 東証プライム
2,024
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時価総額 175,799百万円
愛媛県地盤のスーパーマーケットチェーン。イオングループ。四国4県と広島県、山口県で店舗展開。外食やフィットネス、移動スーパー、ネットショップも。27.2期売上高1兆円目標。トップバリュ商品の展開拡大図る。 記:2024/05/06