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欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、米FRB人事で利下げ促進に思惑

2019/7/3 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い展開か、米FRB人事で利下げ促進に思惑 3日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い展開を予想する。107円台への下落で値ごろ感による押し目買いが見込まれる。ただ、米トランプ政権は連邦準備制度理事会(FRB)理事にハト派を送り込む方針で、目先の利下げ促進への思惑がドル買いを抑制しそうだ。 世界的な景気減速懸念を背景に、主要国の中央銀行は緩和方向に舵を切りつつある。豪準備銀行(中央銀行)は前日、2会合連続で政策金利の引き下げを決定し、「必要に応じ金利を再び調整する用意がある」(ロウ総裁)と一段の緩和に積極姿勢を示した。英中央銀行も「合意なきブレグジットの場合には別のリスクもある」(カーニー総裁)と利下げを示唆。そうした背景で債券買いの流れが強まり、米10年債利回りは売りの目安として意識される2.0%を割り込むとドル売りが強まった。本日アジア市場では中国の財新サービス業PMIの下振れもあり、ドル・円は107円半ばまで弱含んだ。 この後の欧米市場でも、引き続き長期金利の動向が手がかりとなりそうだ。ただ、欧州中央銀行(ECB)の次期総裁にラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事の就任が見込まれ、ドラギ路線踏襲の見方から、ドル選好に振れる可能性もあろう。とはいえ、トランプ大統領は2日、FRBの理事にハト派寄りの2氏を充てる意向を明らかにした。23時発表の6月ISM非製造業景況指数が低調な内容となれば目先の利下げ促進が意識されよう。また、明日の米独立記念日による休場を控え、取引も調整中心で低調になりそうだ。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 ユーロ圏・6月サービス業PMI改定値(予想:53.4、速報値:53.4) ・17:30 英・6月サービス業PMI(予想:51.0、5月:51.0) ・21:15 米・6月ADP全米雇用報告(予想:+14.0万人、5月:+2.7万人) ・21:30 米・5月貿易収支(予想:-540億ドル、4月:-508億ドル) ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:22.3万件、前回:22.7万件) ・21:30 カナダ・5月貿易収支(予想:-17億加ドル、4月:-9.7億加ドル) ・22:45 米・6月サービス業PMI改定値(予想:50.7、速報値:50.7) ・23:00 米・6月ISM非製造業景況指数(予想:56.0、5月:56.9) ・23:00 米・5月製造業受注(前月比予想:-0.6%、4月:-0.8%) ・23:00 米・5月耐久財受注改定値(前月比予想:-1.3%、速報値:-1.3%) ・米株式市場は短縮取引(独立記念日の前日、NY時間午後1時まで) 《FA》