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NY株式:NYダウ14ドル安、貿易摩擦を巡る米中関係の緊張続く

2019/6/12 7:00 FISCO
*07:00JST NY株式:NYダウ14ドル安、貿易摩擦を巡る米中関係の緊張続く 米国株式相場は下落。ダウ平均は14.17ドル安の26048.51、ナスダックは0.60ポイント安の7822.57で取引を終了した。中国がインフラ投資を目的とした地方政府による債券発行を促す投資奨励策を発表し、アジア・欧州株がほぼ全面高、米国株にも買いが先行した。しかし、トランプ大統領が6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて米中首脳会談で何らかの合意が無ければ、中国からの輸入品に対する追加関税を発動すると発言した一方で、中国政府は会談開催について言及しておらず、対立への懸念から引けにかけて弱含みとなった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や電気通信サービスが上昇する一方で資本財や商業・専門サービスが下落した。 格安航空会社ジェットブルー(JBLU)は、シティグループによる投資判断引き上げを受け上昇。税務サービスのH&Rブロック(HRB)は、決算内容が予想を上振れ堅調推移。半導体のブロードコム(AVGO)は、携帯端末のアップル(AAPL)への2年間の部品供給契約を締結し買われた。一方で、薬剤給付管理会社のCVSヘルス(CVS)は、米連邦地裁が医療保険のエトナ(AET)買収を阻止するとの見方が強まり、軟調推移となった。 通信大手のTモバイル(TMUS)とスプリント(S)は、NYを含む複数の州が両社の合併計画阻止のために提訴し、ともに下落した。 Horiko Capital Management LLC 《FA》