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5日の米国市場ダイジェスト:NYダウ207ドル高、利下げ観測が強まる

2019/6/6 7:38 FISCO
*07:38JST 5日の米国市場ダイジェスト:NYダウ207ドル高、利下げ観測が強まる ■NY株式:NYダウ207ドル高、利下げ観測が強まる 米国株式相場は上昇。ダウ平均は207.39ドル高の25539.57、ナスダックは48.36ポイント高の7575.48で取引を終了した。5月ADP雇用統計が予想を大幅に下振れ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が強まり、買いが先行。地区連銀経済報告(ベージュブック)では、前回に比べて米経済が広範に拡大したことが指摘され、堅調推移となった。セクター別では、不動産や公益事業が上昇する一方でエネルギーや半導体・半導体製造装置が下落した。 食料品のキャンベルスープ(CPB)は、決算内容が予想を上振れ大幅上昇。クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)も決算内容が好感され堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は、クックCEOが同社は中国による報復の対象ではないとしたほか、司法省によるハイテクう大手への独禁法調査を受けて、独占企業にはあたらないとの考えを示し買われた。一方で、ビデオゲーム小売のゲームストップ(GME)は、四半期配当の停止を発表し35%超の急落となった。 ナバロ国家通商会議(NTC)委員長は、亡命希望者の受け入れや国境警備の増員などに合意できれば、10日に予定されるメキシコへの関税引き上げは回避できるとの考えを示した。 Horiko Capital Management LLC ■NY為替:米ISM非製造業景況指数の改善を意識してドル反発 5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円82銭まで下落後、108円49銭まで上昇し、108円45銭で引けた。米国の5月ADP雇用統計は予想外の小幅な増加にとどまったことを嫌って、ドル売りが優勢となった。その後発表された米国の5月ISM非製造業景況指数は予想外に4月から改善したことや、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で全米12地区ほぼ全てが経済活動の拡大を報告したことを背景に、連邦公開市場委員会(FOMC)による利下げの論拠が弱まったとの見方からドルのショートカバーが強まった。 ユーロ・ドルは、1.1306ドルまで上昇後、1.1220ドルまで下落して1.1221ドルで引けた。ユーロ・円は、121円97銭から121円55銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2744ドルから1.2681ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9854フランから0.9951フランまで上昇した。 ■NY原油:大幅反落で51.68ドル、原油在庫の大幅増を嫌気 NY原油先物7月限は大幅反落(NYMEX原油7月限終値:51.68 ↓1.80)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は前日比-1.80ドルの51.68ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは50.60ドル−53.41ドル。米エネルギー情報局(EIA)発表の週間在庫統計で原油在庫が減少予想に反して大幅に増加していたことが売り材料となった。前日に続いて米国株高を意識した買いが観測されたが、需給関係の悪化を嫌気して短期筋などの売りが増えた。米ドル安が一服したことや通商問題などを巡る米中対立は続いていることも原油先物の上昇を抑えている。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 27.91ドル -0.01ドル(-0.04%) モルガン・スタンレー(MS) 42.43ドル -0.05ドル(-0.12%) ゴールドマン・サックス(GS)188.44ドル -1.44ドル(-0.76%) インテル(INTC) 44.55ドル -0.24ドル(-0.54%) アップル(AAPL) 182.54ドル +2.90ドル(+1.61%) アルファベット(GOOG) 1042.22ドル -10.83ドル(-1.03%) フェイスブック(FB) 168.17ドル +0.67ドル(+0.40%) キャタピラー(CAT) 123.12ドル +1.04ドル(+0.85%) アルコア(AA) 21.37ドル -0.52ドル(-2.38%) ウォルマート(WMT) 104.42ドル +1.86ドル(+1.81%) スプリント(S) 7.07ドル +0.09ドル(+1.29%) 《SF》