マーケット
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
44,736.57
+440.06
暗号資産
FISCO BTC Index
11/27 3:45:24
14,194,803
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

底堅さは意識されるものの、トレンドは悪化傾向【クロージング】

2019/6/3 15:58 FISCO
*15:58JST 底堅さは意識されるものの、トレンドは悪化傾向【クロージング】 3日の日経平均は4営業日続落。190.31円安の20410.88円(出来高概算12億2000万株)で取引を終えた。中国政府は1日、年間輸入総額600億ドル規模の米国製品に対する追加関税率を従来の最大10%から最大25%にする報復措置を発動するなど、米中の貿易摩擦はさらに激しくなっており、リスク回避姿勢の流れが強まった。円相場は1ドル108円前半と円高に振れて推移していることが重石にもなり、日経平均はギャップ・ダウンから始まり、寄り付き直後には一時20305.74円まで下げ幅を拡大させている。その後はこう着感の強い相場展開が続いており、大引けにかけてやや下げ幅を縮める中、20400円台を回復して終えている。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは石油石炭、証券の下落率が3%を超えているほか、ガラス土石、水産農林、海運、鉱業、非鉄金属が軟調。一方で電力ガス、陸運、不動産など内需系の一角が小じっかりだった。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>が1社で日経平均を約70円下押ししたほか、ファナック<6954>、東エレク<8035>が重石に。半面、ファーストリテ<9983>が若干下支えしている。 ギャップ・ダウンで始まった後は下げ渋る展開となり、底堅さは意識されるものの、トレンドは悪化傾向であり、自律反発があったとしても、明確な反転は期待しづらいところであろう。グローベックスのNYダウ先物はやや下げ幅を縮めており、100ドル安程度で推移している。米国ではISM製造業指数の発表が予定されており、2か月ぶりの上昇が予想され、これが支援材料になる可能性はある。NYダウが25000ドルを下回る中、トランプ大統領の擁護的なツイッター発言も意識されやすい。 また、中国が策定すると発表した新たなブラックリストは、貿易を通じて中国市場に製品を供給する企業が主な標的となり、対中投資を行い本土内で生産している企業は必ずしもターゲットではないだろうとの見方もされている。過度な警戒感が和らぐ可能性もあるため、上値追いは慎重ながらも、下を売り込む流れにはなり難いだろう。オーバーナイトのポジションは取りづらく、しばらくは短期的な値幅取りでの日替わり物色に向かいやすい。 《CN》
関連銘柄 4件
6954 東証プライム
4,178
11/26 15:30
-19(%)
時価総額 4,158,861百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,650
11/26 15:30
-485(%)
時価総額 10,682,487百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
51,450
11/26 15:30
+720(%)
時価総額 16,372,470百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,844
11/26 15:30
-30(%)
時価総額 13,000,636百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17