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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、欧州通貨売りでドル選好地合いに

2019/5/28 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、欧州通貨売りでドル選好地合いに 28日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。イタリア財政規律やブレグジットに不透明感が強まるなか、ドル選好地合いに振れる見通し。ただ、同時にクロス円の下落も見込まれ、株高が続かなければ円買いがドル・円の重石となりそうだ。 前日の英国と米国の休場が明け、本日から本格的な取引が再開する。アジア市場では、日経平均株価や上海総合指数の堅調地合いを背景に円売り方向に振れ、ドル・円は一時109円60銭台まで浮揚。また、欧米株式先物のプラス圏推移による今晩の株高観測も円売りを支援したようだ。ただ、英国ではメイ首相の退陣表明に伴い来月にも発足する新政権が合意なき欧州連合(EU)離脱に導く可能性から、ポンドは売り継続。また、欧州委員会はイタリアの財政規律違反に関し今後通告する方針で、ユーロ売りに振れやすい。その影響からドル選好地合いが続く。 この後の欧米市場でも同様の展開が見込まれる。経済指標に関しては、18時に発表されるユーロ圏の5月景況感指数は前回並みの水準が予想されるが、イタリア財政への懸念からユーロ買いは後退する見通し。半面、米国の指標は23時の5月消費者信頼感指数と23時半の同ダラス連銀製造業活動指数が前回より強い内容が予想される。特に、前週の製造業の景況感悪化への懸念を弱められれば、ドルの買い戻しが入りそうだ。また、アジア株高を受けて欧米株高に振れれば円売りも見込まれる。ただし、欧州通貨売りに伴いクロス円の弱含みがドル・円を下押しする展開には警戒したい。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・4月銀行協会住宅ローン承認件数(予想:39525件、3月:39980件) ・18:00 ユーロ圏・5月景況感指数(予想:104.0、4月:104.0) ・22:00 米・3月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.2%、2月:+0.3%) ・22:00 米・3月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数(前年比予想:+2.55%、2月:+3.00%) ・23:00 米・5月消費者信頼感指数(予想:130.0、4月:129.2) ・23:30 米・5月ダラス連銀製造業活動指数(予想:5.8、4月:2.0) ・24:30 米財務省2年債入札(400億ドル) ・02:00 米財務省5年債入札(410億ドル) 《FA》