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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、株高期待も米中協議の不透明感などが重しに

2019/5/15 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、株高期待も米中協議の不透明感などが重しに 15日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。前日の株高が維持されれば円買いは弱まり、ドルを小幅に押し上げる見通し。ただ、米中協議の先行き不透明感やトランプ米大統領の利下げ圧力がドルの上値を抑えそうだ。 前日の海外市場では、トランプ大統領の米中協議に関する楽観的な見通しを消化する動きとなり、欧米株高を背景に円買いが後退。ドル・円は109円半ばから後半にかけての水準で底堅く推移した。本日のアジア市場ではその流れを受け継ぎ、ドルの下値の堅い値動きが続く。午前中に発表された中国の小売売上高や鉱工業生産は予想を下回ったが、円買いは限定的でドル・円は109円台半ば以上のレベルを維持。また、4月末から軟調地合いの続く日経平均株価は午後以降、上昇基調に振れ、令和入り後初めてプラス圏での大引けとなり、やや円売りが見込まれる。 今晩の欧米市場では、引き続き米中貿易交渉の行方が注目される。トランプ大統領は、中国のファーウェイなどを念頭に、国家安全保障上にリスクがあるとみられる企業の通信機器について国内企業の使用を規制する大統領令に週内に署名する見通し。こうした動きは米中交渉の不透明感につながり、警戒の円買いを誘発しよう。また、同大統領が連邦準備制度理事会(FRB)への利下げ圧力を繰り返しており、ドルは買いづらい。そうしたなか、本日発表の小売売上高など経済指標は伸び鈍化や横ばいが予想され、株安・長期金利低下によりドル買いが弱まる可能性もある。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・1-3月期GDP改定値(前年比予想:+1.2%、速報値:+1.2%) ・21:30 米・4月小売売上高(前月比予想:+0.2%、3月:+1.6%) ・21:30 米・5月NY連銀製造業景気指数(予想:8.0、4月:10.1) ・21:30 カナダ・4月消費者物価指数(前年比予想:+2.0%、3月:+1.9%) ・22:15 米・4月鉱工業生産(前月比予想:0.0%、3月:-0.1%) ・22:15 米・4月設備稼働率(予想:78.7%、3月:78.8%) ・22:30 クオールズ米FRB副議長議会証言(銀行管理・規制) ・23:00 米・5月NAHB住宅市場指数(予想:64、4月:63) ・23:00 米・3月企業在庫(前月比予想:0.0%、2月:+0.3%) ・01:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(NY企業エコノミスト協会) ・05:00 米・3月対米証券投資(2月:ネット長期有価証券+519億ドル) 《FA》