マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,863.86
+409.74
暗号資産
FISCO BTC Index
10/14 5:25:55
9,337,562
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

虫とり小僧:為替や株価の短期目線と長期目線【FISCOソーシャルレポーター】

2019/5/13 10:30 FISCO
*10:30JST 虫とり小僧:為替や株価の短期目線と長期目線【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家虫とり小僧氏(ブログ:いつか子供に伝えたいお金の話)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2019年5月9日21時に執筆 自分のTwitterの過去のつぶやきを眺めていたら、2012年2月22日にワタクシ虫とり小僧は以下のようなことを言っていました。 ----- ドル円が77円から80円になっただけで「円安だ!」と騒いでいるのだから、いつか160円から154円とかになったりしても「円高だ!」と騒がれるのだろう。人間は近視的だ ----- 7年以上も前の自分のつぶやきを漁るなんて、私はまさに暇人でございます。 そんな暇人ゆえ、ふと、投資おけるモノの見方の「短期」と「長期」について考えてしまいました。 ◎目先の値動きは気になってしまうもの 現在のドル円為替水準(110円前後)から考えれば、当時「円安だ!」と言われた80円は超円高に見えますし、154円は超円安に見えてしまいます。 冒頭の私(の過去)のつぶやきは、為替に関するものですが、このあたりの感覚は、株価や投資信託の基準価額でも同じようなものでしょう。 人間はどうしても目先の状況に大きな影響を受けてしまいがちです。ましてや、自分で初めて身銭を切って投資したものの値動きなんて、思春期の男子がキラキラ女子の一挙手一投足から受ける影響ばりに刺激があってもおかしくはありません。 投資を始める前に、「世界の主な株式市場の100年スパンとかのグラフを見たし、長期なら安心や!」などと思って長期投資を始めても、日々のわずか数パーセントの値動きが気になってしまうのは仕方のないことなのかもしれません。 慣れないことだと特に近視眼的になってしまうようです(私もそうでしたし…)。 ◎長期ってのは最低10年以上? ところで、数年前、私はMSCI日本法人の方から、投資における「長期」と「短期」の考え方について、感覚的にしっくりくる以下のような言葉を聞きました。 「市場が効率的か否かについては、どちら側の主張でもそれぞれノーベル賞を受賞している学者がいる。おそらく長期では効率的で、短期では非効率だろう。つまり、3~5年くらいだと市場は間違うが、10年以上のスパンならおそらくそんなに間違えることはないはず」 というものです。 10年以上であれば、まあ長期と呼んでもいいのかな、と私も思っていました(最低ラインではありますが)。 過去のデータを見ても、一般的な国際分散インデックス投資を10年以上続けていれば、マイナスになっていることはほとんどないので、そういう点においても、また、分かりやすさという点でも「10年以上」というのは一つの目安かもしれません。 ◎長期は短期を兼ねる、のかも 投資の目的や想定ゴールは人それぞれです。当然、投資を継続する予定期間も人によって異なります。 だもんで、リスク資産の値動きの捉え方について、個人投資家同士でも議論が噛み合わないことはよくあります。長期投資家を標榜している(いた)個人投資家同士でも、値動きに対する感度の違いから、お互いをバカにし合うようなシーンをよく見かけます。 例えば、 「こんな状況で長期投資とか言ってリスク資産持ち続けるとか情弱ぅ~」 「この程度の値動きで動揺してんじゃねーよ、メンタル弱ぇ~な」 みたいな。 ま、リスク資産の値動きに対する感度は、経験によるところも大きいようです。 感覚的な話で恐縮ですが、長期派の中には短期派の言い分を理解できる人がけっこういるものの、短期派の中に長期派の言い分を理解できる人は多くないような気がします。・・また、長期目線を持ちつつ短期で遊ぶ、というような余裕のある人もたまにいます。 つまり、大は小を兼ねる……「長期」は「短期」も兼ねるようです。 言い換えると、短期目線のざわつきを克服せずに、長期目線を持つのは難しいということなのかもしれません。 ・・・いつものことながら、意味不明かつどうでもいい屁理屈記事、大変失礼いたしました。 ※「インデックス投資」や「積み立て投資」などに関する詳しい話は、自分のブログにクドクドと書いてあります。 ---- 執筆者名:虫とり小僧 ブログ名:いつか子供に伝えたいお金の話 《SF》