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9日の米国市場ダイジェスト:NYダウ138ドル安、米中貿易摩擦の激化を懸念

2019/5/10 14:37 FISCO
*14:37JST 9日の米国市場ダイジェスト:NYダウ138ドル安、米中貿易摩擦の激化を懸念 ■NY株式:NYダウ138ドル安、米中貿易摩擦の激化を懸念 米国株式相場は下落。ダウ平均は138.97ドル安の25828.36、ナスダックは32.73ポイント安の7910.59で取引を終了した。貿易摩擦を巡る米中両国の対立懸念からアジア・欧州株がほぼ全面安となり、売りが先行。本日再開される米中高官協議を前に、習近平国家主席がトランプ大統領に書簡を送ったことが明らかとなり、下げ幅を縮小したものの相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、耐久消費財・アパレルや食品・生活必需品小売が上昇する一方で半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が下落した。 クラフト商品市場のエッツィ(ETSY)は、売上高が予想を下振れ大幅下落。半導体のインテル(INTC)は、昨日の投資家説明会を受けて一部アナリストが投資判断を引き下げ軟調推移。米中関係の悪化への懸念から、エヌビディア(NVDA)やアプライド・マテリアルズ(AMAT)など半導体関連企業にも売りが広がった。中国での売上比率の大きい建設機械のキャタピラー(CAT)や航空機メーカーのボーイング(BA)、携帯端末のアップル(AAPL)も下落。一方で、ストリーミング端末のロク(ROKU)は、決算内容が好感され25%を超す大幅上昇。石油大手シェブロン(CVX)は、独立系石油ガス生産のアナダルコ(APC)の買収を断念し、堅調推移となった。 マーケット終了後に口コミサイトのイェルプ(YELP)が発表した1-3月期決算は、売上高は予想に一致したものの、一株利益は下振れた。時間外取引で下落して推移している。 Horiko Capital Management LLC ■NY為替: 9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円47銭まで下落後、109円90銭まで反落し109円75銭前後で引けた。米中が貿易関税を引き上げ貿易摩擦が深刻化するとの懸念にリスク回避の円買いや、米国の生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったため米債利回りの低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、トランプ大統領が今週中の合意の可能性が「まだある」と前向きな見方を示したため、警戒感が後退し円買いも一段落した。 ユーロ・ドルは、1.1187ドルから1.1251ドルまで反発し1.1220ドルで引けた。ユーロ・円は、122円85銭から123円27銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2968ドルまで下落後、1.3036ドルまで上昇した。ドル・スイスは、1.0186フランから1.0124フランまで下落した。 ■NY原油:反落、米中貿易協議を控えてポジション調整主体の取引に 9日のNY原油先物6月限は反落(NYMEX原油6月限終値:61.70 ↓0.42)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比-0.42ドルの61.70ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは61.07ドル−62.37ドル。米中貿易協議を控えてポジション調整的な取引が主体となったが、貿易摩擦が短期間で解消される見込みは薄いことから売りが優勢となった。米国株安を嫌気した売りも観測されており、原油先物の上値は重くなった。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 29.71ドル -0.09ドル(-0.30%) モルガン・スタンレー(MS) 46.45ドル -0.08ドル(-0.17%) ゴールドマン・サックス(GS)201.63ドル +0.68ドル(+0.34%) インテル(INTC) 46.62ドル -2.62ドル(-5.32%) アップル(AAPL) 200.72ドル -2.18ドル(-1.07%) アルファベット(GOOG) 1162.38ドル -3.89ドル(-0.33%) フェイスブック(FB) 188.65ドル -0.89ドル(-0.47%) キャタピラー(CAT) 131.20ドル -0.75ドル(-0.57%) アルコア(AA) 24.81ドル +0.12ドル(+0.49%) ウォルマート(WMT) 99.54ドル -0.23ドル(-0.23%) スプリント(S) 5.98ドル +0.36ドル(+6.41%) (7:45作成) 《SF》