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ギャップ・ダウン後は21500-21600円処での狭いレンジ取引【クロージング】

2019/5/8 16:06 FISCO
*16:06JST ギャップ・ダウン後は21500-21600円処での狭いレンジ取引【クロージング】 8日の日経平均は大幅続落。321.13円安の21602.59円(出来高概算14億9000万株)で取引を終えた。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が、中国からの輸入品2000億ドルに対する関税引き上げを10日に実施すると明らかにし、米中通商協議への先行き懸念が一層強まり、7日の米国市場ではNYダウが473ドル安となった。前日の段階で警戒していた日本株市場ではあったが、想定以上の米国株安が嫌気される格好となった。シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップ・ダウンで始まると、その後も下げ幅を広げる展開から、後場半ばには一時21514.85円まで下げ幅を拡大。大引けにかけては買い戻す動きもみられたが、結局は320円を超える下落となった。 東証1部の騰落銘柄では、値下がり数が1800を超えており、全体の8割を超えている。セクターでは東証33業種全てが下げており、精密機器、空運、化学、非鉄金属、ガラス土石、金属製品、食料品、機械の弱さが目立つ。一方で、情報通信、サービス、その他金融、小売が小幅な下げとなっている。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、花王<4452>、資生堂<4911>、ヤマハ発<7272>が軟調。半面、ファーストリテ<9983>が下支えとなった。 日経平均は一時400円を超える下落局面もあったが、ギャップ・ダウン後は21500-21600円処での狭いレンジ取引が続いており、小康状態といったところである。ライトハイザー代表の発言を警戒し、関税引き上げを10日から実施すると伝えられる中、この結果を見極めたいところであろう。 また、VIX指数先物のショートポジションの積み上がりを警戒する声が再び高まってきている。VIX指数に対するショートポジションということは、これが逆流することになるとVIX指数の上昇につながり、再びVIXショックが不安視されていることである。売り一巡後のこう着をみると積極的に仕掛けてくる動きは限られているようだが、米中関係の悪化が警戒される中でもあり、積極的な売買は手控えられよう。 また、トヨタ<7203>が決算発表後に、自社株買い発表が好感されて一時上昇に転じる局面がみられたものの、結局は買いが続かない状況から下げている。主力企業の決算が支援材料にもなりづらい状況から、決算ピークが通過する再来週までは参加しづらいだろう。個人主体の短期資金による中小型株において、決算を手掛かりとした短期的な値幅取り狙いが中心になりそうだ。 《CN》
関連銘柄 8件
4452 東証プライム
6,963
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+62(%)
時価総額 3,307,425百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4911 東証プライム
3,686
10/15 15:00
-4(%)
時価総額 1,474,400百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6367 東証プライム
19,150
10/15 15:00
-280(%)
時価総額 5,613,133百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6954 東証プライム
4,027
10/15 15:00
-52(%)
時価総額 4,065,446百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,555
10/15 15:00
-7(%)
時価総額 41,684,792百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7272 東証プライム
1,337
10/15 15:00
-3(%)
時価総額 1,404,722百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
8035 東証プライム
26,770
10/15 15:00
+1,150(%)
時価総額 12,625,615百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
53,520
10/15 15:00
-970(%)
時価総額 17,031,188百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10