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NYの視点:米2月JOLT求人件数、労働市場の急速な冷え込みを示唆、FRBの金融政策に影響も
2023/4/5 7:39
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*07:39JST NYの視点:米2月JOLT求人件数、労働市場の急速な冷え込みを示唆、FRBの金融政策に影響も 米労働省が発表した2月JOLT求人件数は993.1万件と、2021年以降初めて1000万件を下回り21年5月来で最低となった。また、1人の失業者に対し、1.67件の職があることになり前月の1.86件から減少。2021年11月来で最低となる。ただ、パンデミック前は1.2件だった。 労働市場のひっ迫が緩和し始めた兆候が見られ、連邦準備制度理事会(FRB)にとり朗報となり、利上げ継続の必要性がなくなる。1月分も1082.4万件から1056.3万件へ下方修正された。2カ月間で130万件の求人が減ったことになる。コロナの際の減少ペースを上回り過去2番目に速やかなペース。採用も16.4万人減の6163万人と21年5月以降で最低となった。特に従業員が10人以下の小規模の企業での求人件数が大幅減少。労働者の市場への自信を示す自己都合退職者数は14.6万人増の4024万人で、自己都合退職率は2.6%へ上昇。 一部のエコノミストは今までの同指数が労働市場の動向を正確に示していたかどうかに懐疑的な見方を強めている。調査の回答率が低く、年末時点で3割限、3年前に比べて約半減している。 カナダ中銀や豪州準備銀は利上げ停止を決定したが、労働市場が急速に冷える可能性が示唆される中、FRBが果たして、利上げを継続するかどうかに注目が集まる。 ■2月労働市場ダッシュボード 求人件数:6.0%(1月6.4%) 雇用削減率:1.0%(1.1%) 自己都合退職率:2.6%(2.5%) 採用率:4.0%(4.1%) 失業率:3.6%(3.4%) 不完全雇用率(U6):6.8%(6.6%) 非農業部門雇用者数:+31.1万人(+50.4万人) 平均時給:前月比+0.2%、前年比+4.6%(+0.3%、+4.4%) 《CS》
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