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NYの視点:【今週の注目イベント】各国製造業・非製造業PMI、米ISM、ECB議事要旨など

2023/2/27 7:40 FISCO
*07:40JST NYの視点:【今週の注目イベント】各国製造業・非製造業PMI、米ISM、ECB議事要旨など 今週は主要各国の製造業・非製造業PMIに注目が集まる。 米国ではISM製造業・非製造業景況指数で全米の製造業やサービス業の活動状況を探る。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン元議長が景気動向判断で注視していた第4四半期非農業部門労働生産性や単位人件費確定値にも注目。特に単位人件費では賃金インフレの可能性を探る。 また、欧州では金融政策を左右するユーロ圏CPIや失業率に注目。さらに、欧州中央銀行(ECB)は2月開催理事会の議事要旨を公表する予定で、今後の利上げ軌道を見極める。FRBと同様、ECBのピーク金利も引き上げられた。 米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標とし注視しているコアPCE価格指数の1月分は前年比+4.7%と、伸びは12月から鈍化予想に反し拡大。1月の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)に続き、インフレの鈍化が容易ではないあらたな証拠となった。 結果を受けて、FRBの長期利上げ観測が強まり、米短期金融市場では3月、5月、6月の利上げを織り込んだ。また、7月の利上げの可能性も織り込み始めた。ピーク金利は5.41%。今週発表予定の製造業・非製造業PMI、ISM製造業・非製造業でも景気が想定以上に強いことが確認された場合、利上げ長期化の思惑が強まり、さらなるドル買いを支援すると見る。最終的には3月1日に発表の雇用統計待ちとなる。 ■今週の主な注目イベント ●米国 27日:1月耐久財受注速報、1月中古住宅販売仮契約、2月ダラス連銀製造業活動 28日:1月前渡商品貿易収支、1月卸売在庫、12月FHFA住宅価格指数、12月S&P20都市住宅価格指数、2月MNIシカゴPMI、2月リッチモンド連銀製造業指数、2月コンファレンスボード消費者信頼感、グルーズビー米シカゴ連銀総裁が講演 3月1日:2月グローバル製造業PMI、1月建設支出、2月ISM製造業景況指数 2日:第4四半期非農業部門労働生産性・単位人件費確定値、週次新規失業保険申請件数、2月サービス業PMI 3日:2月ISM非製造業景況指数 ●欧州 27日:ユーロ圏経済信頼感、消費者信頼感、ECB、デコス・スペイン中銀総裁が講演 3月1日:ユーロ圏・仏・独、製造業PMI、独連銀年次報告、ナーゲル総裁の会見、仏中銀総裁が講演、ビスコ伊中央銀行総裁が講演 2日:ユーロ圏CPI、失業率、ECB2月開催理事会の議事要旨公表 3日:ユーロ圏サービスPMI、PPI、仏鉱工業生産 ●日本 28日:鉱工業生産、小売売上高 3月3日:失業率、東京CPI ●英 27日:英中銀、ブロードベント氏が挨拶 28日:英中銀のチーフエコノミスト、ピル氏が挨拶、マンMPC委が討論会に参加 3月1日:英製造業PMI、英中銀ベイリー総裁講演 2日:英中銀のチーフエコノミスト、ピル氏が経済見通しに関し講演 ●中国 3月1日:製造業・非製造業PMI、財新製造業PMI 3日:財新サービスPMI 《CS》