マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
43,870.35
+461.88
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 6:42:18
15,316,163
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

NYの視点:米金利先物市場は22年4回目の利上げ織り込み始める=12月FOMC議事録受け

2022/1/6 8:05 FISCO
*08:05JST NYの視点:米金利先物市場は22年4回目の利上げ織り込み始める=12月FOMC議事録受け 米連邦準備制度理事会(FRB)は2021年債後の12月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を公表した。FRBはこの会合で、ゼロ金利を据え置くと同時に、高インフレがもはや一時的ではなく、長期化すると同時に、景気や雇用も想定以上に強く回復しているため、パンデミック対処で導入した量的緩和(QE)縮小規模の倍増を決定。QE縮小終了後間もなく、利上げに踏み切る可能性も示唆した。 FRBが公表したFOMC議事録では、現状で早期で速やかなペースでの利上げやバランスシートの縮小が正当化されるとの見通しが示された。また、数人の高官は利上げ開始直後のバランスシート縮小開始を支持。 現行のペースでQE縮小を行うと3月にもQE縮小は終了する。その後、あまり間を開けずに利上げを開始する。それから、9兆ドルに膨れ上がったバランスシートの縮小に着手する軌道になる可能性が強い。一部エコノミストは、議事録を受けてFRBが22年中旬、6月か7月にもバランスシート縮小を開始すると予想している。 FRBが積極的なペースでバランスシートの縮小を実施する計画を受けて米国債券相場は下落幅を拡大。金利の上昇に繋がった。一部の高官は、米国債よりも住宅ローン担保証券(MBS)の縮小を速やかに行うべきとの見方を示している。最大雇用に達する前の利上げ開始を推奨する高官もいた。 米金利先物市場では最速で3月の利上げ開始で、年4回の利上げを織り込み始めた。 ■12月FOMC議事録ポイント ●現在の状況は、早期の速やかなペースでの金融政策の正常化を正当化 ●9兆ドルのバランスシートの縮小を積極的に進める ●FRB高官は利回り曲線の平坦化を回避を目指す ●米国債よりもMBSの縮小を速める ●数人の高官は利上げ開始直後のバランスシート縮小開始を支持。 ●一部高官、最大雇用に達する前の利上げ開始を推奨 《FA》