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NY金は1700~1800ドルのレンジを抜けだせず サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2021/10/7 17:40 FISCO
*17:40JST NY金は1700~1800ドルのレンジを抜けだせず サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。 陳さんはまず、『NY金は1700~1800ドルのレンジを抜けだせず』と述べています。 続けて、『NY金はドル高が重石になって上値が重く、1800ドルの上値抵抗線を抜けることができない。一方、米国の債務上限問題、インフレ懸念を背景に1700ドルでサポートされている』と伝えています。 次に、『今週6日に発表される全米ADP雇用報告は前回の37.4万人から44.0万人に増加する見込み、7日には新規失業保険申請件数が発表される。8日に発表される9月米雇用統計は非農業部門就業者が前回の23.5万人から50.0万人に大幅増加する見込み、失業率も5.2%から5.1%に低下すると予想されている。いずれも改善が予想されており、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリングが決定され、年内にも開始となろう』と解説しています。 また、『市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が2022年12月、もしくは23年1~3月期にも利上げを開始するとの予想が有力だ』と述べています。 さらに、『米金融市場の懸念は債務上限問題だろう。イエレン財務長官は、議会与野党が債務上限の引き上げや一時停止で合意できなければ、「金融危機をもたらす」と警告し、基軸通貨のドルや最も安全な資産とされる米国債への信用が揺らぐと懸念した。格付け会社フィッチ・レーティングスは1日、米議会が連邦債務上限問題を適時に解決できなければ、瀬戸際政策や資金調達の柔軟性低下によって債務不履行に陥るリスクが高まり、米国の「AAA」格付けが圧迫される恐れがあるとの認識を示した』と伝えています。 陳さんは、『債務問題の期限は10月18日で、それまでには結論が出る可能性はあるものの、市場は「まさか」に備えて安全資産である金を購入している可能性がある』と考察しています。 こうしたことから、NY金について、『当面、1700~1800ドルのレンジで推移しよう』と予想しています。 参考にしてみてくださいね。 上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月6日付「NY金は1700~1800ドルのレンジを抜けだせず」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。 フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 《FA》