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NY原油は75ドルブレイクか? サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2021/9/17 17:38 FISCO
*17:38JST NY原油は75ドルブレイクか? サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY原油についてのレポートを紹介します。 陳さんはまず、NY原油について、『NY原油は75ドルブレイクか?』と述べています。 続けて、『熱帯低気圧「ニコラス」の影響で、テキサス州が豪雨や停電に見舞われたものの、エネルギー関連のインフラが受けた被害は、ハリケーン「アイダ」により今月上旬にもたらされた規模を下回ったという。メキシコ湾岸の石油各社は、ハリケーン「ニコラス」通過に伴い、電力とパイプラインが早期再開となった。数週間前に発生したハリケーン「アイダ」からの復旧が進むとみられる。ただ、ガソリンや他の精製品の在庫は5年ぶりの低水準にあり、市場は非常に逼迫しているという。15日時点でメキシコ湾の原油は約30%、天然ガスは約39%の生産が停止』と伝えています。 米国エネルギー情報局(EIA)が15日に発表した週間在庫統計について、『先週末の米原油在庫は350万バレル減少予想を上回る前週比642万バレル減少で、6週連続減少。ガソリン在庫は、200万バレル減少の予想に対し前週比186万バレル減少。中間留分在庫は、160万バレル減少予想に対し前週比169万バレル減少。受け渡し地クッシングの原油在庫も前週比3.0%減で4週振りの減少』と解説しています。 また、『例年であれば、この時期はガソリン需要がピークを過ぎて暖房油需要まで時間があることから、需給の端境期となって価格が伸び悩むが、今年はハリケーンによる被害に加え、冬場をにらんだ天然ガス需要の増加を背景に原油相場も押し上げられている。ロシアからの欧州へのパイプラインが完成しても供給不安が払拭されず欧州市場で天然ガス価格の高騰が続き、アジアの相場もお押し上げている』と伝え、『経済回復と異常気象が重なり世界的に需要も旺盛だ。暖房需要が伸びる冬場に向けて一段と高騰する可能性から、暖房油需要増加が原油相場をサポートしている格好だ』と述べています。 こうしたことから陳さんは、NY原油について、上値抵抗線の75ドルを越えて、75~80ドルのレンジに上昇する可能性がある』と予想しています。 参考にしてみてくださいね。 上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月16日付「NY原油は75ドルブレイクか?」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。 フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 《FA》