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NYの視点:米11月ISM非製造業景況指数:成長ペース鈍化も今後の改善期待

2020/12/4 7:35 FISCO
*07:35JST NYの視点:米11月ISM非製造業景況指数:成長ペース鈍化も今後の改善期待 全米のサービス業動向を示す11月ISM非製造業景況指数は55.9と、2カ月連続で低下し5月来で最低となった。ただ、活動の拡大と縮小の境目となる50は6カ月連続で上回った。サービス業は、パンデミックにより落ち込んだ今年4月、5月の2カ月を除き、過去130カ月間50を上回った。11月初旬から新型コロナウイルスが再拡大、各地で規制が強化されており、旅行、小売り、レストラン関連の業種にさらなる痛手となった。消費者の労働市場への不安も再燃し信頼感も低下していることがペース鈍化の理由と考えられる。回答者の見解はまちまちで、ほとんどの企業が慎重。 重要項目である新規受注は57.2と、6カ月平均60.6を下回り2カ月連続で低下。8月来で最低となった。コロナ関連のコストが上昇したため、仕入れ価格は8年ぶりの高水準に達した。また、企業は新型ウイルスの再拡大を織り込み在庫の積み上げを控えていることも明らかになった。在庫景況感は49.9と10月の51.1から低下し、1997年以来で2番目に低い水準を記録。需要に比べて在庫水準が過剰に低く、今後の受注に繋がる可能性が示唆されたことは慎重ながら楽観的になれる。 11月雇用統計の発表を控え、ISM製造業の雇用が再び50を割り込み縮小となったため雇用の鈍化が警戒されたが、サービス業の雇用は51.5と10月の50.1から上昇し3カ月連続で50を上回り拡大が示されたことも、安心感に繋がった。 ■・米・11月ISM非製造業景況指数:55.9(予想:55.8、10月:56.6) 新規受注:57.2(10月58.8、6カ月平均60.6) 景況指数:58(61.2、63.0) 雇用:51.5(50.1) 仕入れ価格:66.1(63.9、62.2) 受注残:50.7(54.4、53.3) 入荷水準:57.0(56.2、56.9) 在庫:49.3(53.1、51.6) 在庫景況感:49.9(51.1、52.5) 輸出50.4(53.7、53.5) 輸入55.0(52.5、50.7) 《CS》