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米大統領選挙がいつ決着するかが鍵 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)

2020/11/2 18:53 FISCO
*18:53JST 米大統領選挙がいつ決着するかが鍵 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子) 皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。 ドル・円は弱含みとなり、10月29日に104円03銭まで下落しました。新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、欧州諸国が経済規制措置を再導入したことなどを警戒してリスク回避の円買いが優勢となったようです。ただ、米国の7-9月期国内総生産(速報値)が市場予想を上回る成長率を記録したことから、リスク回避のドル売りは一服しました。 ユーロ・円は下落し、週初めの124円台から週末には121円台となりました。ユーロ圏内における新型コロナウイルス感染の再拡大によって景気悪化の懸念が高まっていたことに加え、欧州中央銀行(ECB)による12月追加緩和観測も広がり、ユーロは売られやすい展開となりました。 さて、今週のマーケットはどうなるのか?各通貨の見通しについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。 ドル・円は『もみ合い』と予想しています。今週は『米大統領選や米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントが目白押しで、結果に振らされる展開となりそうだ』と伝えています。11月3日に投開票が行われる米大統領選については大接戦が予想されていますが、『日本時間の4日午後には大勢が判明する見込みだが、選挙結果の確定が遅れる可能性はあろう』と注視しています。 ユーロ・円については『伸び悩み』と予想しています。『欧州中央銀行(ECB)は次回12月に開催される理事会で追加緩和に踏み切る公算で、ユーロ売りに振れやすい展開が見込まれる』と伝えています。また、『都市封鎖を嫌気したユーロ売りは継続する可能性がある』と見込んでおり、『米ドル・円相場に大きな動きがない場合でも、ユーロ・円の上値は重くなりそうだ』と分析しています。 ポンド・円に関しては『底堅い値動き』と予想しています。『英国での新型コロナウイルスまん延による制限措置の強化を受け、景気回復ペースの鈍化が懸念されそうだ』と伝えています。また、『英国と欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)の協議は11月上旬頃にも合意に達するとの期待感から、ポンドは売りづらい展開となろう』と推察しています。 豪ドル・円は『弱含み』と予想しています。11月3日予定の豪準備銀行(中央銀行)理事会では政策金利の引き下げが予想されており、『声明などでその後の政策姿勢に注目』と伝えています。また、米国大統領選挙の決着が長引くような事態が起きた場合、『リスク回避的な動きが一時的に広がる可能性に注意か』と伝えています。 参考にしてみてくださいね。 上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。 フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子 《CN》