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メキシコペソ円は堅調に推移か サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2020/10/8 9:06 FISCO
*09:06JST メキシコペソ円は堅調に推移か サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。 陳さんは、今週のメキシコペソ円について、『堅調に推移しそうだ』と予想しています。メキシコでは、足元で『4-6月期実質GDPが前期比で5四半期連続のマイナス成長となり、景気低迷の長期化懸念が高まったことがペソの上値を抑えた。8月に入り、メキシコ国内自動車生産の回復や、政府がワクチンの確保や臨床試験の実施見通しを示したことを受け、ペソは上値を切り上げた』と伝えています。 また、『米連邦準備制度理事会(FRB)による低金利長期化観測もペソのサポート要因になった。9月8日に政府が議会提出した2021年度予算案で財政規律が維持されたことを受けてペソは一段高となった』とのことです。 しかし、『9月半ば以降、欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大したことや、原油価格の軟化を受け、ペソは下落基調へ転じた』とのことで、『24日のメキシコ中銀会合で4.50%から4.25%へ0.25%ポイントの追加利下げが実施されると、景気下支えへの期待からペソは持ち直した』と述べています。 メキシコ中央銀行が1日に公表した民間アナリストらによる月次の2020年経済予測集計については、『国内総生産(GDP)成長率が前月から0.15ポイント改善し、マイナス9.82%となった。インフレ率は0.07ポイント上昇して3.89%、コアインフレ率は0.03ポイント上がり3.90%となった』と伝えています。 そして、『年末の為替相場は1ドル=22.14ペソと予想。貿易収支は19億5900万ドル上方修正され、80億4200万ドル。経常収支は先月の22億5400万ドルの赤字から、5600万ドルの赤字へと劇的に改善した』として、『対内直接投資は5億7900万ドル増の246億3400万ドルを見込んでいる』と解説しています。 続けて、『メキシコ銀行(中央銀行)は1日、外国からメキシコへの8月の送金額が35億7422万ドル(約3800億円)だったと発表した』と言及。『前年同月比で5%増え、過去最高だった3月(40億ドル)に次ぐ、2番目の水準となった』とのことで、『新型コロナウイルスで厳しいメキシコの経済環境を背景に、親族による米国からの送金は堅調に推移しており、ペソを下支えしている』と分析しています。加えて、『前年同月を上回るのは4カ月連続だった。1~8月の送金累計は263億9572万ドルと、前年同期を9%上回った』と述べています。 メキシコの国立統計地理情報院(INEGI)が2日に発表した、9月の国内新車販売台数については、『前年同月比23%減の7万7784台だったと発表した』とのことで、『4月を底に販売台数は増加が続いたが、9月は8月(7万7092台)からほぼ横ばいだった。前年同月を下回るのは7カ月連続。9月としては2011年以来の低い水準に落ち込んだ』と説明しています。 1~9月累計の販売台数は『66万4194台で、前年同期比30%減となった』といいます。『メキシコ自動車販売協会(AMDA)は20年通年では前年比で3割減少すると見込んでいるとし、「経済活動の再開の勢いは弱まっている」と指摘した』と伝えています。 こうしたことから、陳さんは今週のメキシコペソ円について、『堅調に推移しそうだ』と予想し、予想レンジを『4.50円~5.50円』としています。 参考にしてみてくださいね。 上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月6日付「【メキシコペソ円今週の予想(10月5日)】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。 フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 《HH》