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予想配当利回り2.6%超は買い場として捉えるべき、SMBC日興証券(花田浩菜)

2019/8/9 11:21 FISCO
*11:21JST 予想配当利回り2.6%超は買い場として捉えるべき、SMBC日興証券(花田浩菜) こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。 8/9付の「DailyOutlook」では、下値支持として有効な「予想配当利回り」について考察しているのでご紹介します。 まず同レポートでは、『昨日の日経平均は5営業日ぶりに反発。マイナス圏で推移する場面もあったが、人民元相場が落ち着いていたことから買い優勢となった。8日の米国株式市場は主要3指標とも大幅反発。ただし取引終了後に、「米政権は中国通信機器大手・ファーウェイとの取引再開許可の決定を遅らせている模様」と一部で報じられている』と伝えています。 続けて、『先行き不透明感が増すと金融市場で株式売り・債券買い(債券利回り低下)が進行する』として、『こうしたリスクオフ局面では、予想配当利回りが株価の下値支持として効きやすい。株価下落により「1株当たり予想年間配当金÷株価」で計算される予想配当利回りが上昇し、債券と比較した際に株式の投資妙味が増すためである』と分析しています。 また、8月8日時点の東証1部予想配当利回り(加重平均)が2.62%であることについて、『過去を振り返ってみても幾度とない水準まで上昇している。2008年以降で東証1部予想配当利回りが2.6%を上回った局面は今回を除いて4度しかない』と伝えています。 その4度とは、『リーマンショック後の08~09年、六重苦問題(1.円高、2.高い法人税率、3.厳しい労働・解雇規制、4.自由貿易協定の遅れ、5.厳しい温暖化ガス削減目標、6.電力供給不安)を背景に株式投資へのムードが萎縮していた12年。そして、昨年12月、今年6月である』とのことです。 そして、『ましてや、現状のような世界的な 金利低下局面においては、東証1部予想配当利回り2.6%超に妙味があるだろう。上記4度の何れの局面においても、停滞感の蔓延一巡後に株価は上昇してきた。今回も来るべき上昇に備え、現状は買い場として捉えるべきだろう』と示唆しています。 最後にレポートでは、『TOPIXと東証1部 予想配当利回り』を紹介していますので、詳しくは8/9付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。 また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。 花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。 フィスコリサーチレポーター花田浩菜 《HH》