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NYの視点:米7月ISM非製造業指数が予想外に悪化、消費がQ3GDPの重しに

2019/8/6 7:35 FISCO
*07:35JST NYの視点:米7月ISM非製造業指数が予想外に悪化、消費がQ3GDPの重しに 米供給管理協会(ISM)が発表した7月ISM非製造業指数は53.7と、上昇予想に反して6月55.1から低下、2016年8月以降ほぼ3年ぶり低水準に落ち込んだ。米国経済の7割を消費が占める。同指数の予想外の悪化は、7−9月期の国内総生産(GDP)成長を消費が抑制する可能性を示唆した。 ISM非製造業調査委員会のアンソニー・ニーブス委員長は「経済の成長は減速している」との見解を示すと同時に、「50を割り込み活動の縮小をあらわしている項目もない」と指摘。さらに、調査の回答者は関税を懸念していることも明らかにした。米国のトランプ大統領は中国との交渉や公約実施に向けた中国の姿勢に進展がなければ、残り3000億ドル規模の中国輸入品に新たに10%関税を課す計画を発表。ニーブス委員長は新たな関税が企業の信頼感に影響することになる可能性を警告した。 追加関税が成長に与える影響への脅威に米金利先物市場では9月連邦公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイントの利下げを織り込み始めた。先週は9月の50ベーシスポイントの利下げ確率は10%前後に過ぎなかったが、一時40%近くまで上昇した。米国の10年債利回りは2016年10月以降、トランプ大統領就任以降で最低水準で推移し引き続きドル売り圧力となった。 ■7月ISM非製造業指数:53.7、6月55.1 新規受注:54.1(55.8) 仕入れ価格:56.5(58.9) 受注残:53.5(56.0) 入荷水準:51.5(51.5) 在庫増減:50.0(55.0) 雇用:56.2(55.0) 新規輸出受注:53.5(55.5) 輸入:53.5(50.0) 《CS》