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タウンズ、Jフロント、三越伊勢丹など

2024/12/26 15:57 FISCO
<1860> 戸田建 974.5 -0.5後場に入って一時急落。前引け後に25年3月期業績予想の下方修正を発表している。営業利益は従来予想の300億円から200億円、前期比11.7%増に下方修正。海外グループ会社の投資開発事業において、販売用不動産の売却時期が一部来年度にずれ込むことになったもよう。ただ、来期業績の押し上げ要因につながるほか、年間配当金の変更はないとしていることで、売り一巡後は下げ渋る展開になっている。 <3099> 三越伊勢丹 2711.5 +191.5大幅続伸。本日は同社やJフロント、H2Oリテ、高島屋などの百貨店株、パンパシフィック、寿スピリッツなどのインバウンド関連が揃って高い。前日に岩屋毅外相が、訪問先の北京で中国人観光客向けビザ発給について緩和措置を実施すると表明した。富裕層を念頭に最長5年の数次ビザを10年に延長するほか、団体観光客の滞在日数も最長15日から30日に伸ばす。中国人観光客のインバウンド需要拡大が想定される形に。 <7267> ホンダ 1500 +55.5大幅続伸。岡三証券では投資判断を「中立」から「強気」に格上げ、目標株価も1800円から1900円に引き上げている。自己株式取得発表はポジティブ・サプライズと評価しているほか、統合後の共同持株会社は同社主導が明確で、移転比率も大きく不利にはならない仕組みとみているもよう。なお、本日は日銀植田総裁の講演通過による安心感、トヨタ株高効果などにより自動車株が全般強く、追い風にもつながる形へ。 <9605> 東映 5990 -60続落。野村證券では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に、目標株価も6200円から6100円に引き下げた。今月20日公開の映画「推しの子」は初動興行収入が低位であったほか、期待された映画「ワンピース」は今月開催のジャンプフェスタで発表されず、これら作品の見通しを引き下げるとともに、利益予想を下方修正したようだ。ここまでの株価パフォーマンスが良好で目標株価に達したことも格下げの一因と。 <1911> 住友林 5316 +61続伸。大和証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も5900円から6050円に引き上げている。かつてはハイリスクと敬遠された米国戸建事業も成長性が評価されるようになっており、中期的には国内大手住宅関連の中で高めのPERに評価される可能性があるとしている。一方、準耐火性能に不適合の建材が24都府県930棟でと伝わっており、株価の上値抑制要因になっているようだ。 <4204> 積水化 2632.5 +178.5大幅続伸。次世代の太陽電池「ペロブスカイト型」の量産に約3100億円を投じ、堺市に新工場を建設すると報じられた。2030年までの稼働を予定し、生産能力は電池の発電容量で年100万kw分程度とみられているようだ。これは、原子力発電所1基分の発電容量に相当する。政府では投資の5割にあたる約1600億円を補助するもよう。今後の市場拡大期待が高く、関心の高い投資テーマでもあり、期待感が優勢する形に。 <197A> タウンズ 591 +52大幅続伸。ロシュ・ダイアグノスティックスと、ロシュに同社製品を販売するにあたり両社間の基本的な取引条件と権利義務を定める取引基本契約の締結を目指し、基本合意を締結したと発表。販売製品の内容としては、イムノエース SARS-CoV-2 III 規格:10テスト、イムノエース SARS-CoV-2/Flu 規格:10テストとしている。ロシュグループ企業への販売拡大に伴う業績インパクトが期待された。 <5852> アーレスティ 605 +18大幅続伸。株主優待制度の導入を発表している。2025年以降、毎年3月末現在の500株以上保有の株主を対象に、保有株式数に応じて株主優待ポイントを進呈する。優待ポイントは、株主限定の特設ウェブサイト「アーレスティ・プレミアム優待倶楽部」において、飲食物や電化製品、体験ギフトなど4000種類以上の商品と交換できるもの。500-799株の株主には3000円相当のポイントが付与されるようだ。 <3086> Jフロント 2159 +165大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表。9-11月期営業益は118億円で前年同期比7.1%増となり、100億円程度であった市場コンセンサスを上振れた。コア事業は想定線とみられるが、売却益ではないデベロッパー事業の実業の好調が要因となるもよう。累計営業益は511億円で同66.7%増となっており、通期計画520億円に対しては好進捗。免税売上は足元好調などともコメントされているようだ。 <9073> 京極運輸 860 +150ストップ高比例配分。株主優待制度の変更を発表。これまでは9月末の100株以上、かつ1年以上保有の株主に対してクオカード1000円分を贈呈していたが、今後は3月末100株以上の全ての株主に対してENEOSプリカ4000円分を贈呈する。継続保有1年以上の株主に対しては5000円分としている。株主への投資魅力向上につなげることを今回の優待拡充の要因としている。利回り妙味が大幅に強まる形となった。 《ST》
関連銘柄 10件
1860 東証プライム
965.5
12/27 15:30
-9(%)
時価総額 311,525百万円
1881年創業のゼネコン準大手。建築事業が主力。土木事業、海外事業、浮体式洋上風力発電事業等も。丸の内オアゾ、さいたま合同庁舎などで施工実績。海外事業などへの成長投資で事業ポートフォリオの強化を図る。 記:2024/10/07
1911 東証プライム
5,307
12/27 15:30
-9(%)
時価総額 1,093,598百万円
米国の戸建分譲住宅事業などの建築・不動産事業、戸建注文住宅やリフォーム等の住宅事業が柱。1691年創業。木材建材事業、資源環境事業等も展開。戸建注文住宅事業ではZEH仕様住宅の受注拡大、施工効率化を図る。 記:2024/10/07
197A 東証スタンダード
613
12/27 15:30
+22(%)
時価総額 61,831百万円
感染症臨床検査用の抗原検査キットメーカー。静岡県伊豆の国市に本社。「イムノエース」ブランド製品を展開。スズケンが主要取引先。新型コロナとインフルエンザのコンボキットの生産能力増強。塩野義製薬との協働加速。 記:2024/10/29
2,161
12/27 15:30
+2(%)
時価総額 584,693百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコ等も傘下に収める。百貨店事業が主力。SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業も。27.2期ROE8%以上目標。心斎橋店などはインバウンド売上が好調。 記:2024/10/24
2,753
12/27 15:30
+41.5(%)
時価総額 1,074,551百万円
三越と伊勢丹の経営統合で誕生した持株会社。百貨店業、クレジット・金融・友の会業、不動産業等を展開。伊勢丹新宿本店は百貨店の店舗別売上で国内首位。百貨店業では外商顧客へのアプローチ強化などに取り組む。 記:2024/11/12
4204 東証プライム
2,745
12/27 15:30
+112.5(%)
時価総額 1,220,172百万円
新築住宅事業やリフォーム事業等の住宅部門、液晶用微粒子や半導体材料等の高機能プラスチックス部門が柱。塩化ビニル管、メディカル事業等も。リフォーム事業は断熱リフォームなど改装の拡販、営業人員の拡充図る。 記:2024/08/02
5852 東証プライム
602
12/27 15:30
-3(%)
時価総額 15,379百万円
大手アルミダイカストメーカー。1938年創業。エンジンブロックなどが主要製品。トヨタ自動車などが主要取引先。フリーアクセスフロア「モバフロア」等も。生産体制の合理化、電動車向け売上比率の向上図る。 記:2024/08/09
7267 東証プライム
1,531
12/27 15:30
+31(%)
時価総額 8,083,680百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
9073 東証スタンダード
1,010
12/27 15:30
+150(%)
時価総額 3,232百万円
ENEOSHD系列の石油・化学製品輸送会社。石油・ドラム缶販売やタンク洗浄も。国内輸送産業ではタンクローリーによる石油類、化学製品などの液体貨物輸送が主力。化学品の輸送数量が伸び悩む。ドラム缶事業は堅調。 記:2024/08/23
9605 東証プライム
5,950
12/27 15:30
-40(%)
時価総額 439,378百万円
映画の企画・製作、「相棒」などテレビドラマの制作等を行う映像関連事業が主力。テレビ朝日HDが筆頭株主。映画興行、催事関連事業、観光不動産事業等も展開。実写・アニメ映像事業の強化・拡大等に取り組む。 記:2024/08/10