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京成、ミタチ、フジオフードなど

2024/11/25 16:06 FISCO
<2875> 東洋水産 10915 +70続伸。UBS証券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価も10300円から11700円に引き上げた。同社の変革が還元だけでなく事業変革にまで踏み込む可能性もあること、北米は健全に伸び続け過度な競争も生じないと想定することなどから、評価を高めているようだ。26年3月期以降の業績予想を上方修正し、バリュエーションも引き上げのもよう。25年3月の新中計などもカタリストと考えている。 <7186> コンコルディア 920.7 +37.2大幅続伸。JPモルガン証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も920円から1300円に引き上げている。日本銀行の利上げ可能性の高まりなどを反映するほか、M&A効果による成長ポテンシャルの拡大なども評価としているようだ。「ナンバーワン」地銀のポジションを回復したこと、通常時よりも大きな自己株式取得を公表したことなどもポジティブに捉えているようだ。 <4967> 小林製薬 5986 +257大幅続伸。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も6300円から6400円に引き上げている。紅こうじ問題は収束に向かっていると判断、25年12月期から本格的な事業活動再開が見込まれるとみているもよう。マネジメントの刷新による経営の透明化、広告費用の効率使用など、新たな動きも加わってくると想定。25年12月期営業利益は254億円で前期比5.5%増を予想。 <7719> 東京衡機 230 +18大幅反発。先週末に、東証から特別注意銘柄及び管理銘柄(審査中)の指定解除を受けたと発表している。同社は不適切な会計処理を行っていたことが発覚し、23年3月に特設注意市場銘柄に指定されていた。今回、内部管理体制確認書を東証に提出し、改善が不十分であった事項への対応が行われていることも認められたもよう。信用リスクの低下に伴い買い安心感が優勢となっているようだ。 <2269> 明治HD 3199 -100大幅安。1273万9200株の株式売出、並びに191万800株を上限とするオーバーアロットメントによる売出の実施を先週末に発表。売出人はりそな銀行をはじめ主要株主である金融機関となっており、売出価格は12月3日から6日までの間に決定する。政策保有株式縮減の一環であり、円滑な売却機会を提供することで株主構成の能動的な再構築を図ることが可能と判断している。短期的な需給への影響を警戒する動きが先行。 <4234> サンエー化研 554 +50急伸。立会外取引による自己株式の取得実施を発表している。発行済み株式数の9.5%に当たる100万株、5億400万円を上限に、本日の立会外取引で実施する。株数上限100万株、取得総額6億円にともに達しない場合、25年10月31日までを取得期間として市場買付を行うもよう。需給面での直接的なインパクトは限られるとみられるが、1株当たりの価値向上につながるものとして、ポジティブな反応が優勢に。 <3321> ミタチ 1270 +140急伸。先週末に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の6億円から9億円、前年同期比3.7%減に、通期では18億円から19億円、前期比19.4%増にそれぞれ上方修正。第2四半期以降に開始した自動車関連顧客の商流移管、民生関連のEMS受注の好調などが背景となるようだ。第1四半期は前年同期比35.9%減と大幅減益決算であったため、ポジティブなインパクトが強まる形。 <4183> 三井化学 3677 +95大幅続伸。先週末に自己株式の取得実施を発表している。発行済み株式数の1.68%に当たる320万株、100億円を上限としており、取得期間は11月25日から25年2月28日まで。うち、279万1700株を上限に、本日の立会外取引で買付委託を行うとしている。政策保有株の削減が進展するなど、資本効率改善に向けた動きを評価へ。なお、26日には経営概況説明会を開催予定でもある。 <2752> フジオフード 1192 -140急落。500万株の公募増資、並びに75万株を上限とするオーバーアロットメントによる売出の実施を発表している。公募価格決定日は12月2日から5日まで。新規発行株式数は現在の発行済み株式数の12.6%に当たる水準であり、株式価値の希薄化が嫌気される状況となっているもよう。手取概算額70億円弱に関しては、新規出店資金や設備投資資金に充当していくようだ。 <9009> 京成 4370 +531急伸。同社並びに京急電鉄、関東私鉄大手2社の株式を旧村上ファンド系の投資会社が保有したと一部の報道で伝わっている。ある市場関係者の話として、京急に関してはあと少しで保有比率が5%を超える水準になるとされているほか、同社に関しては、まだ1%未満だが今後10-20%まで買い上げていくことが考えられるなどとされているもよう。目先の需給思惑などが先行する状況となり、京急電鉄とともに買い優勢の展開へ。 《ST》
関連銘柄 10件
2269 東証プライム
3,199
11/25 15:30
-100(%)
時価総額 938,775百万円
牛乳・乳製品、菓子、食品の製造・販売等を行う明治が中核の持株会社。ヨーグルトやチョコレート、プロテインで国内トップシェア。医薬品事業も。総還元性向50%以上目安。食品部門では高付加価値商品の投入図る。 記:2024/08/05
1,192
11/25 15:30
-140(%)
時価総額 54,226百万円
「まいどおおきに食堂」などを全国展開するフジオフードシステムを中核とする持株会社。ステーキレストランや手打ち蕎麦専門店、アグリ事業等も。グループ店舗数は710店舗超。直営事業では集客力向上施策などを実施。 記:2024/07/05
2875 東証プライム
10,915
11/25 15:30
+70(%)
時価総額 1,210,266百万円
「マルちゃん」で知られる即席麺事業が主力。赤いきつねうどん、緑のたぬき天そばなど人気商品多数。水産食品事業、加工食品事業等も。海外即席麺事業では高価格帯商品「Yakisoba」などのマーケティングを強化。 記:2024/06/09
3321 東証スタンダード
1,270
11/25 15:30
+140(%)
時価総額 10,116百万円
電子デバイス専門のエレクトロニクス商社。取り扱いメーカーは700社超。自動車分野が主要取引先。自社ブランド開発なども。愛知県名古屋市に本社。モビリティ分野の取り組みを強化。27.5期売上1000億円目標。 記:2024/10/24
4183 東証プライム
3,677
11/25 15:30
+95(%)
時価総額 738,503百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4234 東証スタンダード
554
11/25 15:30
+50(%)
時価総額 6,271百万円
プラスチックフィルム加工メーカー。レンジDo!等の軽包装材料、剥離紙等の産業資材、表面保護フィルム等の機能性材料を手掛ける。新生紙パルプ商事が筆頭株主。高付加価値製品の開発・拡販、価格競争力の強化推進。 記:2024/10/21
4967 東証プライム
5,986
11/25 15:30
+257(%)
時価総額 467,207百万円
1919年設立の医薬品・日用品メーカー。医薬品、口腔衛生品、芳香・消臭剤等を手掛ける。ブランド数は150超。アイボン、消臭元などが主力取扱ブランド。広告、販促などへの積極投資で国際事業の売上拡大図る。 記:2024/10/08
920.7
11/25 15:30
+37.2(%)
時価総額 1,113,693百万円
横浜銀行、東日本銀行の経営統合で誕生した持株会社。地方銀行で預金残高、貸出残高はトップクラスの規模。法人顧客は約25万社。配当性向は40%程度目安。ソリューションビジネスの深化・拡大などに取り組む。 記:2024/06/29
7719 東証スタンダード
230
11/25 15:30
+18(%)
時価総額 1,641百万円
1923年創業の試験機メーカー。各種材料試験機、構造物試験機等を手掛ける。ゆるみ止めナット・スプリングが主力のエンジニアリング事業も。試験機事業では自動車業界、産業機械業界などからの引き合いが順調。 記:2024/07/28
9009 東証プライム
4,370
11/25 15:30
+531(%)
時価総額 753,436百万円
東京都心と成田国際空港を結ぶスカイライナーなどを運行する大手私鉄。1909年創業。流通業や不動産業、ホテル運営等も。オリエンタルランドの大株主。今期は運輸業における成田空港輸送の増加などを見込む。 記:2024/06/04