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大阪製鉄、東ラヂエタ、シルバーライフなど

2023/12/27 15:26 FISCO
<5449> 大阪製鉄 2388 +284急伸。アクティビストファンドとして知られるストラテジックキャピタルが株式を5%取得したことが、前日に提出された大量保有報告書で明らかになっている。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としている。同社は日本製鉄が6割を超える株式を保有しており、親子上場の関係にある。直近では、日本製鉄が米USスチールの買収を発表し、TOB期待がやや後退した経緯もある。 <7235> 東ラヂエタ 697 +69急伸。前日に24年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の9億円から13億円に引き上げた。堅調な需要動向を背景に日本セグメントにおける売上が想定を上回ったほか、資源市況の安定化や製造効率化及び固定費削減推進なども寄与した。上半期までの進捗から上振れ期待はあったが、想定以上の上振れと受けとめられている。なお、受取保証金の計上で純利益は5.5億円から13億円にまで上方修正。 <9262> シルバーライフ 873 -101急落。前日に株主優待制度の廃止を発表、売り材料視される展開になっている。23年7月末株主への優待をもって廃止となるようだ。これまでは、200株以上の株主に対し、同社ECサイトで利用できる商品券1万円分を贈呈していた。より公平な利益還元実現の観点から、資金を投資や事業基盤の強化に活用することで、安定的かつ継続的な成長と中長期的な企業価値の向上を重視する戦略の一環としている。 <2778> パレモ・HD 174 -17大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は4億円で前年同期比9.6%減となっている。上半期は同7.4%増と増益であったが、9-11月期は0.5億円の赤字と赤字幅は前年同期比で拡大する形に。高温が続いたことによる秋物、初冬商品の販売が伸び悩んだほか、前年に需要が高まった衛生商品などの販売が大幅に縮小したもよう。同時に発表した12月期の既存店売上高も4カ月連続のマイナス成長となっている。 <4776> CYBOZU 2180 +152大幅反発。前日に23年12月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の27.3億円から32.3億円、前期比5.3倍に引き上げ。広告宣伝費および販売促進費の一部において年内未執行が確定したことが背景のようだ。21日には24年12月期業績予想を発表し、23年12月期予想は据え置いていたことから、ポジティブな反応が強まっている。また、24年12月期予想に関しても保守的との見方が優勢となる形に。 <8155> 三益半導 2992 +163大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は66.7億円で前年同期比5.5%減となっている。第1四半期は30億円で同6.3%減だったが、9-11月期は36.7億円で同4.9%減と、半導体市況が低迷する中で底堅い推移が継続。据え置きの通期予想103億円、前期比7.8%減に対する進捗率は64.8%となっており、上振れ可能性などが高まる状況にも。 <7649> スギHD 6668 +214続伸。前日に第3四半期決算を発表。9-11月期営業利益は86億円で前年同期比33.5%増となり、上半期の同11.9%増から増益率は拡大する形になった。コンセンサスも10億円強上振れたとみられる。つれて、通期予想は従来の330億円から350億円、前期比10.6%増に上方修正、物販好調などで粗利益率が想定以上に上振れたとみられる。また、2月末を基準として1:3の株式分割を実施することも発表。 <3086> Jフロント 1278 -31.5大幅続落。前日に第3四半期決算を発表。累計営業益は307億円で前年同期比52.6%増、9-11月期は110億円で同60.2%増となった。ほぼ市場コンセンサス通りでサプライズはなし、通期予想400億円も据え置いた。百貨店事業が順調に推移、国内売上は高額品中心に堅調、免税売上も好調なようだ。出尽くし感が優勢となったが、高島屋の決算後の株安受け前日に警戒感も先行していたため、売り一巡後は下げ渋る。 <9107> 川崎船 6350 +320大幅反発。イエメンの親イラン武装組織フーシ派は大手海運会社MSCの貨物船をミサイルで攻撃したと主張、イスラエルの船舶や同国に向かう船舶への攻撃を続けるともしている。今週に入ってマースクが紅海運航再開へ準備と伝わり、同社など海運株には利益確定売りが優勢となっていたが、今回のミサイル攻撃を受けて、あらためてコンテナ船市況の先高感が強まる状況になってきているようだ。 <9984> ソフトバンクG 6357 +258大幅高。米通信大手TモバイルUS株、約1兆1000億円相当を無償で取得すると発表している。旧スプリントがTモバイルに吸収合併された際、Tモバイルの株価が45日間の加重平均で約150ドル以上になると、同社に4875万株の普通株が無償で発行される条項があったもようで、22日にこの条件が満たされているようだ。AI分野などへの戦略投資加速化につながるとの期待が高まる展開に。 《ST》
関連銘柄 10件
2778 東証スタンダード
132
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,591百万円
婦人服専門店。ルディックパーク、ギャルフィットなどのブランドを展開。300円均一雑貨ショップ「イルーシー300」の運営等も行う。EC、リアル店舗の相互送客に取り組む。雑貨は競争力の維持及び強化を図る。 記:2024/10/24
1,719
11/22 15:30
+12.5(%)
時価総額 465,103百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコ等も傘下に収める。百貨店事業が主力。SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業も。27.2期ROE8%以上目標。心斎橋店などはインバウンド売上が好調。 記:2024/10/24
4776 東証プライム
2,063
11/22 15:30
+8(%)
時価総額 108,840百万円
業務アプリ構築クラウドサービス「kintone」、中小企業向けグループウェア「サイボウズOffice」などを提供。クラウドサービスの契約社数は6.4万社超。新規顧客獲得、グローバル展開などに注力。 記:2024/10/13
5449 東証スタンダード
3,055
11/22 15:30
+55(%)
時価総額 129,165百万円
日本製鉄グループの電炉メーカー大手。山形鋼や溝形鋼、棒鋼、平鋼など鉄鋼製品の製造・販売を行う。エレベータガイドレールで国内トップシェア。堺工場に省エネ・省Co2型電気炉を導入。コスト改善・拡販施策進める。 記:2024/06/15
7235 東証スタンダード
721
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 10,382百万円
トラック、産業建設機械用熱交換器メーカー。ラジエーター等の熱交換器部品、燃料タンク等の車体部品の製造、販売等を行う。いすゞ自動車などが主要取引先。海外拠点の生産能力活用により、競争力向上に取り組む。 記:2024/08/20
7649 東証プライム
2,528
11/22 15:30
+28(%)
時価総額 480,302百万円
ドラックストア大手の「スギ薬局」を中核とする持株会社。東海エリアが地盤。核店舗を中心としたドミナント出店が特徴。店舗数は1700店舗超。インバウンド追い風。調剤併設で伸長。27.2期売上高1兆円目標。 記:2024/10/22
8155 東証プライム
3,690
11/11 15:30
-10(%)
時価総額 130,984百万円
半導体材料の加工・販売、計測器や試験機等の販売を行う。エンジニアリング事業なども手掛ける。再生ウエハーで世界トップシェア。信越化学によるTOBは成立、同社株は24年11月12日付けで上場廃止予定。 記:2024/10/27
9107 東証プライム
2,155
11/22 15:30
-34(%)
時価総額 1,454,996百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9262 東証スタンダード
749
11/22 15:30
-12(%)
時価総額 8,134百万円
高齢者向け配食サービスのFC本部。店舗数は業界トップ。まごころ弁当、配食のふれ愛などを展開。高齢者施設等への食材販売、冷凍弁当の自社販売等も。オリジン東秀の冷凍食品「オリジンのり弁」の製造業務を受託。 記:2024/06/09
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17