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ハイテク主導での強い相場展開

2024/7/11 8:41 FISCO
*08:41JST ハイテク主導での強い相場展開  11日の日本株市場は、過熱感を警戒しつつもハイテク主導での強い相場展開が見込まれる。10日の米国市場は、NYダウが429ドル高、ナスダックは218ポイント高だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長による下院での証言でも、時期を明確化しなかったものの利下げの条件が整いつつあることを示唆したことが買い安心感につながった。ナスダックはエヌビディアなど半導体株が相場をけん引する形から、7日連続で過去最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比530円高の42470円。円相場は1ドル161円60銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではエヌビディアなど半導体株がけん引する形で上昇したことから、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。アームホールディングスは2%を超える上昇となったこともあり、ソフトバンクG<9984>の反応も注目される。また、アップルは今年後半に「iPhone 16」を少なくとも9000万台出荷することを目指していると、報じられている。前機種と比較して約10%増加を目標としているようであり、TDK<6762>、村田製<6981>などアップル関連への物色も強まりそうである。  日経平均株価は下期入り後の強い基調が継続しており、過熱感は警戒されやすいところではある。ただし、連日で海外ファンドとみられる資金流入が続いており、ETF決算に伴う分配金捻出のための売り需要を吸収する形だった。急ピッチの上昇で買い遅れているファンドの資金流入は強まりやすいなか、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。そのため、過熱感を警戒しつつも、売り仕掛け的なトレードは避けたいところだろう。  日経平均株価はボリンジャーバンドの+2σと+3σに沿ったトレンドを形成しているが、バンドが拡大傾向にあるなか、ピーク感は見極めづらいところである。+2σが位置する41530円辺りが支持線として意識されやすく、ターゲットとして意識される+3σは42550円辺りまで拡大している。買い先行で始まった後は強弱感が対立する可能性はありそうだが、後場はインデックス買いが断続的に入ってくる展開を想定しつつ、押し目を狙いたいところだろう。 《AK》
関連銘柄 5件
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6857 東証プライム
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半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6981 東証プライム
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8035 東証プライム
22,000
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時価総額 10,375,926百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
7,708
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-138(%)
時価総額 13,280,529百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17