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利食い優勢も海外投資家による日本株選好の動きは継続

2023/5/22 8:29 FISCO
*08:29JST 利食い優勢も海外投資家による日本株選好の動きは継続  22日の日本株市場は、利食い優勢の相場展開になりそうだが、底堅さは意識されよう。19日の米国市場はNYダウが109ドル安、ナスダックは30ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が追加利上げに慎重な考えを示し、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が後退した。しかし、債務交渉が中断されたことが報じられ、デフォルト(債務不履行)懸念が再燃し売りに転じた。さらに、イエレン財務長官がさらなる銀行合併が必要になるかもしれないと大手銀の幹部に伝えたとの一部報道を受け、地銀への懸念も重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の30855円。円相場は1ドル137円60銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の相場展開になりそうだ。先週の日経平均は連日のギャップアップからの上昇でバブル後の高値を更新したこともあり、急ピッチの上昇に対する利益確定の動きが入りやすいだろう。ただし、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均をけん引しており、主力大型株中心の相場展開だった。東証プライムの騰落銘柄は拮抗している状況が続いていたこともあり、総強気ムードには傾いていない。短期的な調整を意識しつつも、現在の強いトレンドは継続しそうだ。  また、米国では債務上限問題を見極めたいほか、地銀の金融システム不安の行方に加えて、今週はFRBが公表するFOMC議事要旨(5月2-3日開催)やFRBがインフレ指標として注目しているPCEコアデフレーターなどを控えている。そのため、米国市場は週を通じて不安定な値動きとなりやすく、リスク回避的に海外投資家による日本株選好の動きは継続しやすいと考えられ、相対的な強さは意識されそうだ。  物色としては、ハイテク株などはいったん利食いが入りやすいものの、先週、上場来高値を更新したアドバンテスト<6857>は10月1日付で株式1株を4株に分割すると発表した。投資家層の拡大や流動性の向上につなげることで投資家の関心は集まりやすい。個人投資家に人気のあるレーザーテック<6920>は、25日線を突破し75日、200日線に接近するなか、引き続きハイテク株への注目度は高そうだ。 《AK》
関連銘柄 2件
6857 東証プライム
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時価総額 3,912,825百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
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5/2 15:00
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時価総額 3,834,612百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08