マーケット
7/26 15:15
37,667.41
-202.10
40,589.34
+654.27
暗号資産
FISCO BTC Index
7/27 10:08:12
10,439,224
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

指数インパクトの大きい値がさ株の強い値動きにより、日経平均の底堅さが意識される

2023/1/30 8:22 FISCO
*08:22JST 指数インパクトの大きい値がさ株の強い値動きにより、日経平均の底堅さが意識される  30日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、こう着ながらも底堅さが意識されそうである。27日の米国市場はNYダウが28ドル高だった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重要視している12月コアPCE価格指数が鈍化を継続したため、金利先高観の後退で買われた。NYダウは一時200ドル超上昇した後は上げ幅を縮めたが、ハイテク株は買戻しが継続し、ナスダックは109ポイントの上昇と、終日堅調な展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の27415円。円相場は1ドル129円80銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開から始まることになりそうだ。ただし、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、模様眺めムードを強めてくる可能性はあるだろう。そのため、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすく、先週同様、節目の27500円に接近する局面では上値を抑えられそうだ。一方で、重要イベントを控えていることからショートを仕掛けてくる動きにもなりづらく、底堅さは意識されやすい。  米国ではFRBの利上げが最終局面に近づきつつあるとの見方が強まるなか、売り込まれていた大型テック株やハイテク株を買い直す動きが目立っている。投資家の恐怖心理を示すVIX指数は1年ぶりに18.00を一時割り込んでくるなどリスク選好に向かわせやすい状況のなか、東京市場においても相対的に出遅れているハイテク株などへの買戻しの動きは意識されやすいだろう。  また、決算発表が本格化するなか、大幅な下方修正を発表した日本電産<6594>は、売り一巡後にはアク抜けの動きを見せているほか、信越化<4063>のほか、先週末にはファナック<6954>が上方修正のほか、株式分割を発表しており、材料視されやすいだろう。指数インパクトの大きい値がさ株の強い値動きにより、日経平均の底堅さが意識されそうだ。  また、FOMCを控えるなかでこう着感が強まりやすいだろうが、底堅さが見られる局面においては、物色意欲は強そうだ。そのため、個人主体の資金などは流動性の大きい中小型株での値幅取り狙いの売買が活発になりそうだ。 《AK》
関連銘柄 3件
4063 東証プライム
6,304
7/26 15:00
+74(%)
時価総額 12,760,071百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
6594 東証プライム
6,723
7/26 15:00
-220(%)
時価総額 4,008,817百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6954 東証プライム
4,097
7/26 15:00
+67(%)
時価総額 4,136,114百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07