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買い先行もやはりCPIの発表待ちといったムードのなか、中小型株での値幅取り狙い

2023/1/12 8:31 FISCO
*08:31JST 買い先行もやはりCPIの発表待ちといったムードのなか、中小型株での値幅取り狙い  12日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだが、引き続き底堅さが意識される相場展開だろう。11日の米国市場はNYダウが268ドル高だった。12月消費者物価指数(CPI)でインフレピーク達成が証明されるとの期待から先回り的な買いが先行した。その後、ボストン連銀のコリンズ総裁が、12月連邦公開市場委員会(FOMC)での一段の利上げペース減速支持に傾斜しているとの報道を受けて長期金利が一段と低下すると、終盤にかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物は大阪比115円高の26525円。円相場は1ドル132円40銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。心理的な節目である26500円を捉えてきたこともあり、先物主導でのショートカバーの動きは入りそうだ。また、円相場が落ち着いた動きを見せているほか、米長期金利の低下も材料視されやすく、足もとでリバウンドの動きを見せてきているハイテク株への支援材料になるだろう。東エレク<8035>は前日の上昇で上値抵抗の25日線を突破してきたこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテクの動向は注目されそうだ。  また、レーザーテック<6920>もリバウンドを継続しており、上値抵抗の25日線に接近してきた。個人のセンチメントに与える影響も大きい銘柄の一つであり、抵抗線突破となれば他の中小型株への物色も活発化しそうだ。また、日経平均はこう着感が強まるなか、マイクロ波化学<9227>が15%近く上昇するなど、個人主体の中小型株への物色意欲は強い。直近IPO銘柄の一角にもリバウンド基調を強めてきた銘柄が目立ってきており、トレンドが強まってきた銘柄には短期の値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。  日経平均はリバウンド基調を見せてきたが、やはりCPIの発表待ちといったムードに向かいやすくなると考えられる。年初の安値から1000円程度のリバウンドを見せてきたこともあり、節目の26500円回復によって、いったんは利益を確定させる動きにも向かいやすい。積極的にポジションを傾けてくる動きは限られるなか、ハイテク株や流動性の高い中小型株のほか、直近IPO銘柄の一角などでの短期的な物色になりそうだ。 《AK》
関連銘柄 3件
6920 東証プライム
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半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9227 東証グロース
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時価総額 11,427百万円
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