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全般こう着のなか、業績を手掛かりとした個別物色の動き

2022/7/13 8:23 FISCO
*08:23JST 全般こう着のなか、業績を手掛かりとした個別物色の動き  13日の日本株市場は、前日の下落に対する自律反発が意識されるものの、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。12日の米国市場はNYダウが192ドル安だった。新型コロナ感染拡大を受けた中国・上海の都市封鎖による景気減速懸念のほか、13日の消費者物価指数(CPI)発表を控えた警戒から売り優勢の展開。CPIに関連した観測報道を受けて、NYダウの下落幅は一時300ドルを超える場面も見られ、ナスダックは続落で25日線を割り込んだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円高の26435円。円相場は1ドル136円80銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まろう。もっとも、前日に500円近く下落した買い戻しの動きが中心であるため、リバランスの動きが一巡した後は、次第にこう着感が強まることになりそうだ。とはいえ、NYダウは一時300ドル安を見せるなど、CPIについては相当織り込まれていると考えられる。また、SOX指数は小幅に上昇しており、減速懸念から売られていた半導体株の一角にはリスクを取る動きも見られており、下値の堅さは意識されよう。  日中は上海やハンセン指数の動向を睨みながらの展開になるほか、グローベックスの米株先物の動きにも関心が集まりやすく、大きく変動する局面においては、先物主導による仕掛け的な動きに向かわせそうだ。特に昨日の東証プライムの出来高は10億株程度と薄商いであり、本日も商いは膨らみづらい状況と考えられ、短期の仕掛け的な動きに過剰に反応しやすい面もある。下へのバイアスが強まる局面においては、その後のショートカバーを狙った押し目を狙いたいところである。  物色としては、昨日は指数インパクトの大きい値がさ株が総じて軟調だったことで指数の重荷となっていた。主力処が底堅い値動きを見せてくるようであれば、リバウンド狙いの動きに向かわせやすい。また、ナスダックの25日線割れにより中小型株は手掛けづらいだろうが、半導体株の一角には見直しの動きが意識されそうだ。また、決算発表が徐々に増えてきているなか、通期見通しを上方修正してくる動きも散見されており、業績を手掛かりとした個別物色の動きも強まることになろう。 《AK》