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月末に向けて年初の水準をトライする期待が高まってくる

2022/3/25 8:26 FISCO
*08:26JST 月末に向けて年初の水準をトライする期待が高まってくる  25日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。24日の米国市場ではNYダウが349ドル高だった。新規失業保険申請件数が1969年以来の低水準を記録したほか、3月PMIも改善したため景気回復への期待が再燃した。また、原油先物相場が下落したことも米消費を抑えるとの警戒感を後退させた。その他、半導体のエヌビディアと、インテルは世界的な半導体不足に対処するため、協力して生産を拡大させる可能性が報じられ大幅高となるなか、他の半導体株へも買いが波及し、相場をけん引する格好となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比255円高の28095円。円相場は1ドル122円30銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まることになりそうだ。エヌビディアは10%近く上昇するなど半導体株の強い値動きにより、東京市場において東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。これにより日経平均を押し上げる格好となるため、28000円回復でいったんは達成感が意識されていたなか、ショートカバーを交えた上昇が意識されてきそうだ。28000円~28500円辺りのレンジが見込まれるなか、月末に向けて年初の水準をトライする期待も高まってくることになりそうだ。  また、週末要因から買い一巡後は次第にこう着感が強まるほか、利益確定の動きも入りやすいだろう。ただし、昨日の動きを見ても75日線を支持線とした底堅さが意識されるなか、引けにかけての強い動きが目立っていた。配当再投資のほか、期末の株式配分比率の調整による買い需要なども見込まれるなか、短期的に売り仕掛けてくる動きに対しては、その後のリバウンドを狙った動きを想定しておきたい。  物色としてはハイテク株への関心が集まりやすいほか、配当志向の物色も終盤に入ってきている。海運株などは配当落ちを嫌った利益確定の売りも目立ってきているものの、出遅れ感のある銘柄などへは配当を狙った動きは継続しそうだ。また、ハイテク株のなかで比較的配当妙味のある銘柄などは、配当落ちを考慮しつつも先高期待からの資金流入が見込まれる。そのほか、マザーズ指数は直近戻り高値を超えられていないため強弱感は対立しやすいところだろうが、直近IPO銘柄などへは修正リバウンドを狙った動きが期待される。 《AK》
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世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07