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ややバリューシフトが意識されやすいほか、材料株での短期的な値幅取り狙いの動き

2022/3/15 8:20 FISCO
*08:20JST ややバリューシフトが意識されやすいほか、材料株での短期的な値幅取り狙いの動き  15日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。14日の米国市場はNYダウが1ドル高、ナスダックは262ポイント安だった。ロシアとウクライナの第4回目の停戦交渉を控えて買い先行で始まったものの、交渉が15日まで中断されたほか、連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを警戒し下落に転じた。長期金利の上昇を受けてハイテク株が売られるなか、中国の一部地域が新型コロナ流行拡大で経済封鎖されたため世界経済の鈍化懸念も再燃した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の25040円。円相場は1ドル118円20銭台で推移。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から小動きで始まることになりそうだが、ロシアとウクライナの停戦協議の行方やFOMC待ちのなか、積極的な売買は手控えられそうである。また、中国の深センがロックダウンに入ったことから、世界経済への影響なども警戒視されることになろう。日経平均は5日線水準での底堅さが意識されると見られるものの、リバウンド狙いの動きは限られる一方で、米ハイテク株安の影響から指数インパクトの大きい値がさハイテク株は買い手控えられる可能性があるため、下へのバイアスが強まる動きは警戒されそうだ。  そのため、5日線を割り込んでくる局面では、25000円をターゲットとした先物主導での売り仕掛け的な動きには注意する必要がありそうだ。物色の流れとしては米長期金利の上昇を手掛かりにハイテク株は軟調に推移する一方で、金融株は買われる可能性があるため、ややバリューシフトが意識されやすいと見られる。また、中国のロックダウンを受けて、コロナ対策関連への物色も見られよう。もっとも、国内においてはまん延防止措置の解除が近づいているほか、新規感染者数の減少傾向のなか、経済活動の正常化を想定した物色に向わせよう。  また、マザーズ指数については調整基調が継続しているものの、足元では底固めの動きを見せてきている。物色の方向性が定まらない状況ではあるが、業績面で安心感のある銘柄の他、直近IPO銘柄で需給整理が一巡し下値の堅さが見られてきた銘柄については、見直しの動きが意識されてくる可能性はありそうだ。こう着感が強まる局面においては、材料系の銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きも活発化しそうである。 《AK》