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リスク回避から中小型株の好業績銘柄やバリュー株などへの物色に

2022/2/14 8:16 FISCO
*08:16JST リスク回避から中小型株の好業績銘柄やバリュー株などへの物色に  14日の日本株市場は、ギャップダウンで始まった後は、売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。11日の米国市場ではNYダウが503ドル安だった。2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったため景気回復懸念が高まったほか、米国政府が早くて今週末にもロシアがウクライナ侵攻に踏み切る可能性を警告したため地政学リスクが高まった。前日には1月消費者物価指数(CPI)が40年ぶり最大の伸びを記録したほか、セントルイス連銀のブラード総裁が3月連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅な利上げ支持を表明すると、金利高を嫌った売りが広がり、NYダウは526ドル安だったため、2日間で1000ドルを超える下落となった。  シカゴ日経225先物清算値は大阪比770円安の26930円。円相場は1ドル115円40銭台で推移している。まずはシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売りが先行することになりそうであり、指数インパクトの大きい値がさ株が指数を押し下げる格好になるだろう。ただし、3連休だったほか、米CPIへの警戒から積極的にはポジションを取っていないと考えられるため、27000円近辺では押し目狙いの買いは入りやすいと考えられる。  また、楽観視はできないものの、地政学リスクに伴う急落に対しては短期的なものになるとの見方もあることから、急落局面は押し目買いの好機との見方にも繋がりやすいところだろう。とはいえ、今週にもロシアがウクライナに侵攻する可能性があると報じられていることもあり、積極的な上値追いの動きは考えづらく、リスク回避からバリュー株などへの物色にとどまりそうである。  そのほか、本日で決算ピークが通過することから、決算を手掛かりとした個別物色の流れに向かいやすい。好業績ながらインデックスに絡んだ売りに押される銘柄などには、その後の業績を評価した動きに期待。さらに、リスク回避の動きから中小型株の好業績銘柄など、インデックスの影響を受けづらい銘柄への押し目買い意欲も強まる可能性はありそうだ。 《AK》