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29000円処を支持線とした底堅い相場展開

2021/4/27 8:24 FISCO
*08:24JST 29000円処を支持線とした底堅い相場展開  27日の日本株市場は、引き続き日経平均の29000円処を支持線とした底堅い相場展開が見込まれる。26日の米国市場はNYダウが61ドル安と下落する一方で、ナスダックは上昇。ディーズ国家経済会議(NEC)委員長が所得100万ドルを超える納税者に対するキャピタルゲイン課税を週内に提案する可能性を示唆したことが警戒されたものの、強い企業決算や景気回復期待を背景にハイテク株が買われナスダックの上昇に繋がっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の29235円。円相場は1ドル108円10銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行の展開から始まろう。米国ではハイテク株主導での上昇を見せていることもあり、指数インパクトの大きい値がさハイテクなどに買いが波及する展開も期待されよう。日経平均は29000円を固める動きが意識されており、本格化する決算を前に積極的な売買は手控えられるものの、ハイテク決算への期待などから25日線辺りを意識させてくる可能性はありそうだ。また、米国ではバイデン大統領によるキャピタルゲイン課税に対する警戒感が重荷となるものの、影響を受けるのは納税者の0.3%にとどまるとも伝わっており、長期投資に大きな影響を及ぼすことを示す事実はないと報じられている。過度な警戒感は強まりづらく、決算期待が先行しやすいところである。  物色の流れとしては、ナスダックの上昇を背景に指数インパクトの大きい値がさハイテク株に関心が集まりやすいほか、決算を手掛かりとした個別物色に向かいそうである。決算を発表する企業数は増加傾向にあるが、業績修正を発表する企業が目立っている。想定されていた動きではあるものの、上方修正においては改めて評価する流れが期待されよう。昨夕に発表された決算では、CDG<2487>、CEHD<4320>、FPG<7148>、GMB<7214>、IHI<7013>、MTジェネック<9820>、アイチコーポ<6345>、エンプラス<6961>、カーバイド<4064>、キヤノン<7751>辺りの動向が注目される。そのほか、政策に対するテーマ性のある銘柄への循環物色もみられよう。 《AK》
関連銘柄 10件
2487 東証スタンダード
1,671
11/20 12:32
-3(%)
時価総額 10,427百万円
セールスプロモーションの企画・運営等を行う。調達ネットワーク力などが強み。エディオンなどが主要取引先。コンテンツ・ライセンスビジネスを強化。筆頭株主のCLHDがTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/09/01
4064 東証プライム
1,660
11/20 15:30
-19(%)
時価総額 15,637百万円
電子・機能製品、フィルム・シート製品が柱の総合化学メーカー。1935年設立。半導体フォトレジスト用添加剤、ナンバープレート用反射シートなどで世界トップシェア。戦略市場分野の新製品比率の向上などに取り組む。 記:2024/10/08
4320 東証スタンダード
579
11/20 15:30
+26(%)
時価総額 8,985百万円
電子カルテシステム「MI・RA・Is」を中心とする医療システム開発等を行うシーエスアイが中核の持株会社。デジタルマーケティング支援等も行う。大型案件の導入・更新等により、電子カルテシステムは堅調。 記:2024/07/01
6345 東証プライム
1,190
11/20 15:30
-19(%)
時価総額 88,738百万円
豊田自動織機傘下の特装車メーカー。高所作業車で国内トップシェア。橋梁点検作業車、ボーリングマシン、鉄道工事用車両等も手掛ける。小型自走式高所作業車は売上順調。中計では28.3期売上高750億円目指す。 記:2024/06/15
6961 東証プライム
5,390
11/20 15:30
-110(%)
時価総額 52,461百万円
各種ICテスト用ソケット、高精度ギヤの自動車用部品、光通信デバイス、遺伝子検査用製品等の製造・販売を行う。精密樹脂加工技術に強み。事業ポートフォリオの転換進める。テスト用ソケットの技術開発などに積極投資。 記:2024/09/02
7013 東証プライム
9,079
11/20 15:30
+292(%)
時価総額 1,404,340百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7148 東証プライム
2,988
11/20 15:30
-32(%)
時価総額 255,187百万円
独立系金融サービス企業。航空機や船舶、コンテナを対象とするリースファンドの組成、不動産小口化商品の販売等を行う。リースファンド好調。不動産小口化商品も伸長。海外不動産の組成も。配当性向50%目安。 記:2024/10/18
7214 東証スタンダード
1,024
11/20 15:30
-22(%)
時価総額 5,437百万円
独立系自動車部品メーカー。奈良県磯城郡に本社。駆動系部品のOEM供給、補修用部品の製造・販売等を行う。現代自動車が主要取引先。海外売上比率は8割超。配当性向25%目標。補修用部品市場では品揃え強化図る。 記:2024/08/20
7751 東証プライム
4,994
11/20 15:30
-44(%)
時価総額 6,660,812百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
9820 東証スタンダード
2,442
11/20 0:00
±0(%)
時価総額 2,637百万円
駐車場・駐輪場の運営・管理等を行う駐車場事業、ビルの原状回復工事や内装工事等を行うリニューアル事業が柱。ビルメンテナンスサービス等も。森トラスト傘下。要員強化で事業領域拡大、グループ外顧客の獲得図る。 記:2024/08/23