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もち合いレンジ突破も6月高値水準での強弱感対立か

2020/8/13 8:44 FISCO
*08:44JST もち合いレンジ突破も6月高値水準での強弱感対立か  13日の日本株市場は、米株高の流れを受けて強含みの展開になりそうだ。12日の米国市場ではNYダウが289ドル高となったほか、ハイテク主導の上昇からナスダックは11000ポイントを回復している。最近の好調な経済指標や四半期決算を受けて、経済活動の再開にともなう回復期待が広がったほか、追加財政策を巡る議会折衝も時間の問題との楽観的な見方から上昇して寄り付いた。昨日は大きく下落したハイテク株にも買いが広がり、引けにかけて上げ幅を拡大している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比290円の23190円。円相場は1ドル106円90銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなろう。これにより、これまでのもち合いレンジだった22000円~23000円のレンジを上放れてくることになる。ショートカバーを誘い込みやすいほか、直近で利食いに押されていたハイテク株が反発をみせてくる可能性が高く、センチメントも明るくさせそうである。昨日のテスラの時間外の急伸で米国市場の上昇はある程度織り込まれていたが、想定以上にテスラの急伸がハイテク株に波及をみせており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へのインパクトにつながりそうである。  また、足元ではグロース株からバリュー株へのシフトがみられていたが、原油相場の上昇等もあり、巻き戻しというよりはほぼ全面高商状を意識しておきたいところ。日経平均は6月高値水準とのダブルトップが意識されやすく、強弱感が対立しやすいところであろうが、23000円レベルでの底堅さが意識されてくるようであれば、ショートカバーのほか、押し目買い意欲の高まりからレンジ切り上げも期待されてきそうだ。  一方で、「TikTok」はグーグルの携帯端末向け基本ソフト「アンドロイド」の個人情報保護をすり抜け、何百万もの携帯端末から個別の識別番号を収集していたと報じられている。15日には米中閣僚級協議が予定されていることもあり、米中対立への警戒感が上値追いを慎重にさせそうである。先物市場においてもこのところはクレディスイスの売買が目立っており、CTA経由の売買との見方がされている。短期的に仕掛けてくる流れもあるため、先物市場の動向にも注視しておく必要がありそうだ。 《AK》