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ソフトバンクGや半導体関連株がけん引

2019/7/25 8:22 FISCO
*08:22JST ソフトバンクGや半導体関連株がけん引  25日の日本株市場は、引き続きハイテク主導で底堅い相場展開が見込まれる。24日の米国市場では、ボーイングの決算が嫌気されてNYダウは79ドル安だったが、半導体・半導体製造装置が堅調推移となり、ナスダックやSOX指数は強い動きをみせており、安心感につながろう。また、米司法省はソフトバンクG<9984>傘下のスプリントとTモバイルUSの合併を承認する見通しと伝えられているほか、ソフトバンクGは新ハイテク投資ファンドに400億ドル(約4兆3000億円)を投じると発表する見通しとの報道もあり、ソフトバンクGが日経平均をけん引する格好になりそうだ。  また、米国ではボーイングのほか、キャタピラーが中国での販売低迷から予想下回る決算となったが、一方でフェイスブックが取引終了後に発表した4-6月期決算は予想を上回り、時間外で上昇していることも材料視されやすい。まずは、シカゴ日経225先物にサヤ寄せする格好から買いが先行することになろう。  とは言え、欧州中央銀行(ECB)理事会や来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、金融政策の行方を見極めたいとのムードもある。また、このところは買い先行で始まったとしても、前場段階で一巡しており、後場は狭いレンジでの取引が続いており、手掛けづらい状況は変わらず。また、足元では値がさハイテク株への買い戻しとみられる動きが強まっているが、売買代金は連日で2兆円を下回っており、薄商いの中を先物主導で上昇している面はある。短期的な売買のなかでは反動の動きも警戒されやすく、積極的にはなりづらいところである。  先回り的に買い戻しの動きが出ているが、昨日決算を発表した信越化<4063>やアドバンテスト<6857>は想定内ではあろうが、コンセンサスを上回っており、よりアク抜け感が強まるかを見極めたいところである。引き続き強含みとなるようだと、ハイテク株への見直しが強まり、日経平均を押し上げる格好にもなりそうだ。 《AK》
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